外厩(ガイキュウ)について知ろう 3
『追分ファームリリーバレー』には4棟の厩舎(合計120馬房)があると紹介したが、これらは牡馬2棟、牝馬2棟に分けられている。そして『ノーザンファーム』グループと同じく、各舎には厩舎長が存在しており、4人の厩舎長が馬の個性や体調、成長度に合わせて、独自の調教メニューを組んでいる。
ちなみに以前の『追分ファームリリーバレー」は、4つ厩舎を続括する調教主任は存在せず、各厩舎長の裁量にて担当馬の調整や育成が行われていた。
しかし、関西で『チャンピオンヒルズ』を利用した頃から調教主任を置くようになり、より細かい調整を行えるよう工夫しているという。
主な調教コースは
屋根付き坂路コース
屋根付き周回コース
となっているが、コースの使い方は特に決まっていない。
ある厩舎は周回コースを右回りで走り、ある厩舎は周回コースを左回りで走る。また5頭前後を縦列で走らせることもあれば、2頭の併せ馬で少し速い時計を出すなど、馬によって、厩舎によってコースの使い方は様々だ。
また4つの厩舎には、ウォーキングマシンが各1基設置されている。こちらは調教前のウォーミングアップ、調教後のクールダウンとして、各10分ほど歩かせているケースが多い。
ただ、どの厩舎も基本的には「乗ることが大事」という。
『追分ファームリリーバレー』はスタッフの数が多いので、1頭に接する時間を多くすることができる。ウォーキングマシン、トレッドミルもあるが、マシンだけには頼らず、できるだけ人の手で丁寧に仕上げていくそうだ。
『ノーザンファーム』グループでは、各厩舎が成績を競うことによって全体レベルの底上げを行っているが、『追分ファームリリーバレー』では「厩舎同士で競うことはない」という。
それぞれの厩舎で独自の調整こそ行っているが、良い部分も悪い部分も情報共有し、いいライバル関係も持ちつつ、全体で大きな目標に向かって日々の鍛錬に励んでいる。
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