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yamamoto15
外厩(ガイキュウ)について知ろう
『追分ファームリリーバレー』は、その名の通り、社台グループのひとつである『追分ファーム』生産馬の育成、調教を専門で行う牧場だ。
『追分ファームリリーバレー」が正式に開場したのは2011年。
『ノーザンファーム空港』の前身となる『社台ファーム空港牧場』の開場が1982年なので、かなりの後発ということになる。
2012年からイヤリング厩舎(離乳した1歳馬の管理・馴致を行う)を増設し、2018年にはイヤリング厩舎を合計3棟まで増やしている。
以前は『追分ファーム』で行うのは生産のみだったが、イヤリング厩舎、育成牧場を『追分ファームリリーバレー」へ置くことになり、これによって生産、離乳、中間育成、調教といった2歳デビューまでの流れを『追分ファーム」のグループだけで一貫して行う体制を構築。
施設面でも『ノーザンファーム』や『社台ファーム』と同等の立場となったワケだ。
『追分ファームリリーバレー』の場所は北海道の安平町。
位置的には『ノーザンファーム空港』と『社台ファーム』の間になる。
そして『リリーバレー」の由来だが、調教場を鈴蘭山に建設している関係から、鈴蘭の英名”Lily of the valley”を略して『リリーバレー』となったそうだ。
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主な施設は以下のとおり。
厩舎4棟(合計120馬房)
イヤリング厩舎3棟(合計86馬房)
屋根付き坂路コース
屋根付き周回コース
角馬場
ウォーキングマシン
トレッドミル
ウォータートレッドミル
施設の規模としては、本州にある外厩と似たような感じだが、こちらは北海道らしく広大な自然に包まれており、敷地にも余裕があって広々としている。
もちろん静かな環境なので、どの馬もリラックスして疲れを癒やすことができる。
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