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【投資分析】鳥インフルで卵価格が高騰!イフジ産業の株価はどうなる?
近年、鳥インフルエンザの影響で鶏卵の供給が不安定になり、価格が高騰する傾向が続いています。2025年も同様の状況が予想される中、液卵を主力とする**イフジ産業(2924)**の株価にどのような影響を与えるのか、過去のデータをもとに分析してみました。
■ 鳥インフルで卵の価格が再び高騰
2025年に入ってから、鳥インフルエンザの影響で卵の供給が減少し、価格が上昇しています。JA全農たまごが発表した東京地区のMサイズ卵の卸売価格は、1キログラムあたり305円に達しており、1月だけで80円の上昇が見られました。この傾向が続けば、さらに価格が上がる可能性もあります。
■ イフジ産業とは?
イフジ産業(2924)は業務用の液卵を製造・販売する企業です。液卵は、食品メーカーや外食産業などで幅広く使用されており、保存性の高さや使い勝手の良さから、生卵の価格が高騰すると代替需要が増える傾向にあります。
■ 過去の卵価格高騰時に株価はどう動いた?
2023年:卵価が350円まで上昇 → イフジ産業の株価も上昇
2023年3月~6月にかけて、鶏卵の卸売価格が1キログラムあたり350円まで上昇しました。この時期、イフジ産業の株価も上昇し、2023年9月4日には1,930円の高値を記録しました。
しかし、その後卵価が落ち着くとともに、2024年8月には1,151円まで下落。株価が卵の価格に一定の相関を持つことがうかがえます。
2024年:再び卵価上昇 → 株価も回復
2024年後半に入ると、再び卵価が上昇し、11月29日には株価が1,707円まで回復しました。
■ 2025年の株価はどうなる?
現在、卵の価格が再び上昇傾向にあり、過去の傾向を踏まえると、イフジ産業の株価も上昇する可能性があります。さらに、同社の業績予想では2025年3月期の経常利益が前期比41.6%増の25.62億円とされています。
ただし、株価は卵価だけで決まるわけではなく、市場全体の動向や投資家の心理、その他の経済要因にも左右されます。
■ まとめ
• 2023年の卵価高騰時、イフジ産業の株価も上昇した
• 2024年の後半にも同様の動きが見られた
• 2025年も卵価が高騰する可能性があり、株価上昇の期待がある
• ただし、他の要因にも注意が必要
投資を検討する際は、最新の業績情報や市場動向をチェックし、慎重に判断することが重要です。今後も卵価とイフジ産業の動向に注目していきましょう!