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#18. 現代の「推し」とは。

お疲れ様です。


最近読書にはまっております






図書室がどこにあるかも知らないほど、これまで本に関わってこなかったのですが、


その反動で活字に触れ、著者の考えをイメージすることがこんなにも面白いのかと思っている今日この頃のオレだぁ。

(EXITももう古いのかな?)




そんなことはさておき






ミーハーな私は、昨年芥川賞をとった宇佐美りんさんの


「推し、燃ゆ」


という小説を読ませていただきました。



今回は読んで感じたことを書いてみようかと。


小学生よりましな読書感想文にはなっていると思います。(笑)





実は22歳の作家さんで、文章の構成や言葉選びは同級生とは思えない程素晴らしかったのは間違いないのですが、


一番関心したのは、ストーリーの内容です。




現代では当たり前になっている「推し」文化を取り上げ、

主人公が推しているタレントがネットで炎上するのを見て、

感情、ネットでのやり取り、日常生活の変化など、現実にいる主人公も燃えるような日々を過ごすといった内容だったと私は認知しております。



何がすごいかって、昨今では若者の活字離れが噂されているが、

そんな若者が身近に感じることができる「推し」文化を題材に選んだこと。



語源はいわゆるオタクの方々が好きなアイドルやタレントを推しメンと呼ぶようになったことらしいが、現在は人に勧めるほど好きになったことや物にも使うようになっています。



今や誰もが何かを推しているわけで、日常に浸透した事象をこうも魅了的に、狂気的に描き、読み手にイメージさせるのは、さすがプロだなと感じた次第でした。




主人公にとっては推しメンが生き甲斐だったんだと思います。



イベントに参加したり、グッズを集めたり、オタク同士でSNS上でやり取りしたりする情景を思い浮かべて、




好きな事に一生懸命になれる時間は貴重であり、

様々な感情が入り混じった中で日常を過ごしているんだなと。




そしてそれには有効期限があるのかなと感じさせられました。



(ちょっと悲しくなったり。涙はさすがに出なかったっす。)





私もある意味サッカーを推しているのですが、

サッカーが日常からなくなったことはありません。


社会人になっても続けたいと思っていますが、もし仕事など何等かの都合でできなくなったらと考えると、

何を生きがいにしているのか見当もつきません。







皆さんの「推し」は何でしょうか。


家族、仕事、スポーツ、タレントなど


気づいていないうちにそれぞれに「推し」は存在していて、

生き甲斐になっているのでは。




コロナで当たり前が当たり前じゃないと実感できた今、



我々「オタク」は、貴重な有効期限の中で必死に向き合うことしかできないのかなと思います。




楽しくても、つらくても、一生懸命向き合う姿は


推しと同じくらい ”尊い” と思うのです。





皆さん、日々勉強です。

しんどいど、頑張っていきましょうや。







私の推しであるサッカーは大学で一つの有効期限が切れると思うのですが、


最近チームで取り組んでいる筋トレで体が悲鳴を上げており、


サッカーより先に自分の有効期限が迫っている気がしています。(笑)




自分の有効期限は自分で伸ばしていける………はず。



これも学び。(笑)








御縁を大切に




デミズヒイラギ








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