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いのちがパッとひらく

 結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。(p30)

『自分の中に毒を持て』岡本太郎

 パァッといきましょう~!
なんてお酒のほうはいきますけど、自分の運命を賭けるとなるとなかなかそうもいかないものです。
 先日とある中学校の研究発表会なるものを見学しました。
 これが中学生の研究? と驚くような出来栄えのものが多く、その学校の生徒が優秀であることもあるのでしょうが、未来は明るいな~と思ったのですが、ふと、ある学年の旅行記なるものが置いてあって、その学年3クラス全員のエッセイがファイルしてあったので、ぱらぱらと全員分めくらせていただいたところ、こちらには研究発表のような多様性がなく、多少凝った書き出しの生徒が数名いるものの、どれも最後まで読みたいと思わされるものではありませんでした。
むしろ小学生などのほうが、なんじゃこれは? と思うような変な書き出しや文章があったりするものですが、絵と同じように、もの心がつきだすと、なんだかみんなちょっとつまらないものしか出てこなくなってしまうものなのでしょうか。
まったく関係ない話なのかもしれませんが、中学生のエッセイで冒険しないようだと、大人になってからも運命を賭けた挑戦なんてしようと思わないのかもしれないな~、なんて思ってしまう次第でした。
 そういえば最近あんまりまずい飯にも会わないよな~。

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