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ゆべし

めったにないが、しかしながら、しばしば生じる現象がある。(178)

『象は世界最大の昆虫である ガレッティ先生失言録』池内紀=編訳

 これは失言ではございません。と、信じたい。でも信じられない。
複雑ですが、そういう現象が「ある」ということを信じることかと。
まあ、あまりうまくない例でいきますと、自分の周りの人はめったに死なないが、世間ではしばしば人が死んでいる、というように言えるかもしれませんが、このお言葉はそんな単純なものではござらぬ臭いがいたします。
 おそらく言葉を当てられないのでこんな変てこな言い回しになってしまったのでしょう。ガレッティ先生恐るべし。
ヤマザキのひとくちゆべし。

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