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旅の自慢

「その名所を訪れたという事実そのものには、あまり意味がないような気がします。」『不便益のススメ』(川上浩司さん)
 旅の自慢で数十か国を訪れたことがあるとか、かの有名などこそこへ行ったとか、普通は入れないところへ入れたとかという話をすることが好きな人がいるもので、恥ずかしながら私もその一人なのですが、いま反省しています。
 そもそも旅の自慢自体が聞かされる方にはつまらないことですが、特につまらないのが「ここに行った、そこに行った」という話。
私がどこへ行って何を食ったかなんてどうでもいい話です。
そして、それは自分自身にとっても同じことじゃないでしょうか。
名所を見たとか、珍しいどこそこの国に行ったなんて事実そのものにはなにも面白味がない。
そんなことよりも、さっき散歩してたらどんぐりが落ちてたから拾おうとしたら子供が走ってきてふんづけちゃってぺしゃんこになっちゃった、なんてことのほうがよっぽど自分にとっては面白い。
kenboincもうまく言葉をならべたものよりも、なんだかよくわからないし恥ずかしい、というようなもののほうが面白いんじゃなかな~。
どうですか? ルーレット恵子さん(仮名。注:”さん”も名前の一部)

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