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自分が幸福だと思ったとき

 ぼくは、″幸福反対論者”だ。幸福というのは、自分に辛いことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態を言うんだ。
 だが、人類全体のことを考えてみてほしい。
 たとえ、自分がうまくいって幸福だと思っていても、世の中にはひどい苦労をしている人がいっぱいいる。この地球上には辛いことばかりじゃないか。難民問題にしてもそうだし、飢えや、差別や、また自分がこれこそ正しいと思うことを認められない苦しみ、その他、言いだしたらキリがない。深く考えたら、人類全体の痛みをちょっとでも感じとる想像力があったら、幸福ということはありえない。

『自分の中に毒を持て』岡本太郎

 昔この部分を読んでからこのことはずーっと頭に引っかかっております。
そしてこれに対して何もしない自分には失望しております。
なぜこんなに豊かなのに、不幸な人に手を貸せないのだろうか。
 もしかすると物質的には足りているのに、こころは足りていないのでしょうか。そういうことのせいにしていいのかわかりませんが。。

もうちょっとものごと減らそ

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