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社会の寵児とならぬためには C
C 失言をしろ
本物の失言(口がすべる)をだ。軽はずみの間違いなんぞではない。熟慮をつくし巧みにこさえあげた手堅い失言を。
しかも、ゆめゆめ忘れてならないのは――この装われた不作法は、常に「下から上へ」やらなければならない、ということである(でないと、それは卑劣な行為にすぎなくなる)。失言は、諸君よりも目上の人にしかやってはならないのだ。
こいつは、実に面白い! ちょっとひと言、チクリとやるんだ――すると、しかめつらしいご仁も、きらびやかに着飾ったお方も、「出身は卑しかろうと今では・・・・」なんて奴も、すっかり面目を失し、パンクしたタイヤのように見るみるぺちゃんこになって、それぞれ本当の寸法に立ちかえる。ひと言でいえば、みんなありのままのもの、—―そんじょそこらの誰それさんに立ちかえってしまうのだ。
これは面白そうですね!
でも。。ちょっと難しそう。
そんなうまい失言を熟慮のうえに目上に対してチクリとやりるかな?
ほんとうにその人が「見るみるぺちゃんこに」なっていくのを見るのもちょっとかわいそう。
やはりこの本は上級者向けか。
もしかて、すでに出世してしまった人が出世前を懐かしんで楽しむ本なのでしょうか?
怪書でございます。
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