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読んで、?、だった本の名言

 ジェット機二機で世界貿易センタービルを破壊できてしまう世のなかでは、自分のなかにある空虚を見つめることこそが、生き残る唯一の道なのではないだろうか。

 生きるというのは、予期しない贈りものをもらうようなものだ。

『怠惰を手に入れる方法』ウェンディ・ワッサーマン(屋代通子訳)

 題名に惹かれて手にとり、「はじめに」が面白くて読みはじめました。
 読み終えて冒頭に引用した二文が面白いなと思いました。

 結局のところ以下の二つの理由で本書の考えは自分には合わないと思います。
①「人生ではじめて、あなたが心からくつろぎ、一切の不安がなくなる。」とのこと。これはちょっとつまらない人生かも、と思います。
②「この本や怠惰の生活スタイルに感銘しないのならば、それはあなたが希望を持ち、人間の可能性をいまもって信じている証拠だ。」➡ はい、そのとーりー!
 
最後に ”怠惰の心得十カ条” をご紹介して終わりとしましょう。

一、掃除するなかれ
二、風呂に入るなかれ
三、あるがままの自分を愛せよ
四、競争をやめよ
五、食べものを大事と考えるなかれ
六、死後の世界はなきものと考えよ
七、善人になるなかれ、あるいは悪人にも
八、自分の意志で怠惰たれ
九、セックスはパートナーに任せよ
十、急を要することは何もないと心得よ

いまのこの瞬間の自分には合わない思想ですが、人生一寸先は闇。

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