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つまるところよ、肥汲みは人生なんだ

ある日、ふっと思ったのだ。人間、偉いとか美人だとか権力者だとか金持ちだとか威張ってみたって、毎日こんな糞たれてるんだ。「なーんだ大したことないじゃないか」と。

『百姓の遺言』山下惣一

 山下さんの人生観を変え、人間として育ててくれたのは「肥汲み」とのこと。ポットン便所の穴にたまった人間の糞尿を長い柄杓で攪拌して汲む作業。読んだだけでも鼻をつまみたくなります。ましてやそれを自分の友達や好きな女の子が通学する道端でやるなんて。
 ところで「糞」という字。
「米」の下に「異」なんですね。
 漢字に関しては小学生未満のわたしは知りませんでしたが、ふつうの人なら書けるのかな?
 たとえアホなおっさんでも、こういう人間の基本的な漢字を大人が書けないのは問題だなと反省。
なんとなく、格差とか差別ってのはこんなところに根っこがあったりするんじゃないかと。
基本的人権の前にトイレ行っといれ~

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