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こころの時代

 今日、諸悪の根源は金、いや金を欲しがる心である。金に屈する心である。僕は毎朝、起きぬけに千円札を1万5000坪の庭先に投げて踏みにじり、金に負けぬ心を鍛えている。おすすめしたい。
 惨めな金欲し心の対極にあるのが、美を探す心だ。僕は毎日美を発見してうっとりとなる。諸賢にも分かりやすく言うと、毎日100万円拾うほどの歓びである。
 皆の衆。この真ッ黒な絵はあたかもブラックホールだ。あなたやわたしの欲の心、金に負ける心、元々実在しない「経済」とやらも全部、ここに吸い込まれるようではないか。ああ!せいせいする。
 お先真っ暗、すなわち前途洋々だ。
(カジミール・マレーヴィチ 黒の正方形)

『美を見て死ね』堀越千秋

 「こころの時代」
 そういわれて久しいかと思います。
 「こころ」とはなんなんでしょう?
 美も金も経済も黒も白も赤にも罪はないかと思います。
 「こころ」にも罪はなさそう。
 じゃあ何が悪いんじゃろ? 

ココロコロコロ

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