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【雑感】SONY NW-ZX707(3.5mm端子)

【雑多に箇条書き】
・200時間エージング済み。
・低音域~中音域~高音域に渡ってかなりフラット。僅かに高音域が強い。
・音場は狭め。ただし後述のイヤホンの特性によってだいぶ変わる。
・音の明瞭感は普通、もしくはちょっとだけ高い。ノイズ感は感じない。
・イヤホン、ヘッドホン、ケーブルの個性が反映されやすい印象。
・例えばFitEar MH334+FitEar Cable 006で聴けば、かなり狭めの音場と素の音が耳に届く。
・逆にFitEar Silver+FitEar Cable 007やFitEar H1 Custom+FitEar Cable 005で聴けば、おなじみシルキー音質と謎の音響空間の固有魔法が発動し、とても素敵なリスニング体験。
・final A5000で聴けば、中音域のボーカルと少し特徴的な高音域がきっちり出る。
・前述の通り、イヤホン、ヘッドホン、ケーブルの個性(実力)がかなり直接的に反映されるため、ハイエンド機の様に「何でも綺麗に聞こえます」という音とはちょっと違う。
・3.5mm 4曲GND分離結線のプラグの場合は、3極(シングルエンド?)の音の状態からノイズ感がかなり低減するので、専用ケーブルを用意するのも1つの手。(とはいえ、汎用性から考えると4.4mmバランスケーブルも有力な選択肢)
・NW-ZX707+FitEar H1 Custom+FitEar Cable 005の組み合わせは、かなりオススメ。(たぶんFitEar H1 Universalでもいけるはず)

【全体的には】
・音的に好印象。
・気を抜くと、1年半聴いてるAstell&Kern SP2000T(OP AMPモード)の音と聞き間違うレベル。
・イヤホン自身の素性というか、音の確認に使える。
・リスニング系のイヤホンは3.5mmが合わせやすい。
・モニター系は4.4mmバランス接続が良い感じ。
・「脚色少なめ」「フラット」という音の特徴は3.5mm、4.4mm共通。
・3.5mm側を使う場合は、モニター系のイヤホンにリスニング系のケーブルを合わせるとか、色々工夫しつつ、求めてる好みの音を目指す感じ。
・4.4mm側は「低ノイズ感」「低音の輪郭」「ちょっと広い空間表現」と個人的にはこれまでに買った10万円前後のDAPの中では一番好きな音。
・(あんまり比較論をしてはいけないけど)3.5mm側まで更に良いものを求めるとNW-WM1AM2を選んだ方が良く、携帯性やSoC、Android DAPとしての多様な楽しみ方を求めるならばNW-ZX707という選択になりそう。
・音的な比較だとNW-WM1AM2⇒疾走感のある跳ねる感じの音、NW-ZX707⇒フラットで落ち着いた音という印象。
・よく10万円ちょっとでこの製品をパッケージしたなぁ・・・と感心することしきりです。

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