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ネガティブ情報がすぐに上がってこない原因に向き合ってみよう

組織の上に立つと情報管理が大事になります。
大きな組織になればなるほどそうです。
特に、問題になりそうなネガティブな情報こそできるだけ早く共有される必要があります。早く上がってくれば大々的に炎上する前に火を消し止められるかもしれませんし、適切な対応を検討する時間と打てる手があります。

これは誰でもわかっている話ですね。
では、なぜ今さらこんな話をするのでしょうか?
ネガティブ情報がすぐに上がってこないと怒り散らすお偉い人が後をたたないからです。
彼らは決まって、「すぐに報告しに来い」とまずは言います。日頃から強くそう言ってると、そう言います。
では、なぜそうならないのでしょうか?
答えは彼らにあります。
ネガティブ情報に限らず、情報がすぐに上がってこないのは、部下が言うことを聞かないということよりも、上に立つ人間が相談したくなるメリットを示せていないからです。

「報告」というよりも「相談」というのが1つポイントです。
ネガティブ情報は報告ではなく、相談できるかがカギになります。
事が起こったときに報告をして、ただただ叱責され、始末書を書かされるだけなので誰も相談に来ないのです。それよりも何よりもまずは火を消そうと奔走するわけです。相談しても誰も火消しをしてくれないのでそうするしかないのです。
必要なのは、叱責ではなく改善策を一緒に考え、適切な方向に導けることです。
同じ誤りを繰り返さないための方策は考えさせるのではなく、一緒に考え、示すべきです。
ただただ、今後繰り返さないためにはどうするのか?考えてこい。と言うだけでは、職務放棄も甚だしいです。
そんなだから誰も進んで相談に来ないのです。
繰り返しですが、ネガティブ情報は「すぐに報告しろ!」と言うのではなく、すぐに相談に来たくなるようにしていかないといけないのです。

ネガティブ情報がすぐに上がってこない人は、以下の記事も参考になります。

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