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手を動かしながら考える
仕事の進め方、思考の方法として、どのようにやってますか?
結論から書いてしまうと、
できる人は例外なく、手が動く人です。
最終のアウトプットへ向けて、現時点で頭にあることをまずはタタキとしてアウトプットするのです。具体的に書き出してみた上で、それを見てさらに具体的に掘り下げていく、拡げていく、ということが有効です。
頭の中だけで思考していても、やはり中々具体的には想像できていないということが実際多いです。頭の中では具体的に思考が及んでいないところは勝手に都合よく脳内で補完されているのです。
頭の中で思考してある程度方向性が見えてきたかなというところで具体的にアウトプットし始めてみると、中々筆が進まなかったり、書きながら方向性が変わってきたりした経験があるかなと思います。
頭の中だけで思考し、全部組み上がり、最後は一筆書きで仕上げるだけ、ということができるのは本当に一部の天才だけだと思います。(ちなみに、まだそんな天才にあったことありませんが)
仕事を進める上でも、今時、一人で完結するような仕事などほとんどなく、チームで協働するとか、関係者に正確に伝えないといけないとか、アウトプットの必要性が必ず出てきます。
ベストなアウトプットなど天才でもない限り一筆書きでできるものではないので、まずはざっくりでも断片でも何でもいいので、具体的にアウトプットしてみるのです。
具体的に見える形にしてみれば、頭の中で都合よく補完するということがなくなり、客観的に評価できるようになります。
具体的に見えれば、次のステップへの具体的な方策が見えてくるものです。
仕事をチームで協働する場合には、クラウド上で共同編集できる形でファイルを共有し、それぞれが進めていけば、わざわざ打合せを予定しなくても気付いたときに、それぞれコメントするだけでも十分にコミュニケーションでき、アウトプットをブラッシュアップしていくことも可能です。
粗々でも何でもいいので、とにかく具体的に見える形にすること。これが本当に大事です。
何を躊躇っているのか、粗々で稚拙だから見せるのが恥ずかしいのか、そんなどうでもいい理由で具体的に見える形で共有がされないと、他のメンバーには伝わらないし、自分でも客観的に評価して次の課題を見つけ、改善していくというサイクルが回らなくなります。
これができる人・できない人の分岐点の1つです。
これを見分けるのは簡単で、できる人はとにかく手が動くのが早く、アウトプットの量が半端じゃないです。頭の中だけで整理して考えられる人は少数派なので、とにかく具体的にアウトプットして見てみて、そこから具体的な次の改善を見つけるというサイクルをグルグル回しているのです。
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