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伸びる人・伸びない人-『コンテンツ』と『トレーニング』

『コンテンツ』と『トレーニング』
何か身に着ける際に意識している概念についての話です。

仕事をする上で必要なものはいろいろありますが、まず目先のアウトプットをするために求められるソフトウェアの使い方そのものや題材となる情報・知識がありますね。
これらは『コンテンツ』と振り分けてます。
(ソフトウェアの使い方は捉え方によっては『トレーニング』にもなりますが、目先のアウトプットのためのコマンドの使い方程度であればそれはまだまだ『コンテンツ』かな?と振り分けてます)

情報や知識は『コンテンツ』と振り分けましたが、これらは基本的にその時々において力を発揮するものになります。
何かが起こったというニュースはその瞬間には大きな価値を持ちますが、早ければ数日もすればその価値は半減してしまうものです。
ゲームなどもコンテンツという言葉のイメージがそのまま当てはまるものですね。
コンテンツ自体の価値を否定はしませんが、基本的にコンテンツというのはその時々によって価値を変えるものと捉えることができます。
今、価値があり、身に着けたとしてもそれがそのままその価値を維持し続けることは本当に稀です。
とは言ってもその時々に応じたコンテンツを持っていないとアウトプットになりませんので、コンテンツの収集も非常に大事な要素であることに変わりはありません。
コンテンツは入替可能なもの、と捉えてます。

ただ、少し時代とともに変わってきていると思うのは、『コンテンツ』の日持ちが昔に比べると圧倒的に悪くなってるということは意識しておいた方がいいかと思います。
アナログな専門知識を1つ持っているだけで引退まで技術者として生きていけた時代はもう終わっているのが現実です。技術の進化の速さとコンテンツの身に着け方自体も変化してます。
近い将来には、コンテンツは自身の中に持たなくてもよくなるというのが持論です。必要なときに必要な場所にアクセスして広く共有されたコンテンツを利用するようになるのだと思います。

対して、『トレーニング』の方ですが、
目先のアウトプットのためだけでなく、すべての考え方につながるような思考のトレーニングや効率的に検討するために手先となる技術などを振り分けてます。
簡単なことで言えば、(そのうちこれも変わる可能性が大きいですが、)PCのキーボードを早く打てることは日々のトレーニングとして意識して積み重ねるものです。
何年もPCを触って日々仕事をやっているおじさんが今でも1本指打法で資料作成してるのを見ると悲しくなります。。
今現在では、アウトプットする手段や検討する手段がキーボードを介してPC上で行うことが圧倒的に多いわけで、このトレーニングをしっかり意識的に積み重ねることは有効と言えます。

他にもいくつか例を挙げておきたいと思います。
「日本語力・文書力」
これもトレーニングすべきものとして大事です。
言葉で意思疎通を図ることが圧倒的に多いので、正しく相手の日本語を理解して、正しく求められている答えを返すというのがすべての基本です。
この「日本語力」が圧倒的に弱い人が本当に本当に多いです。(気持ちが入って2回言いました)
日本語も英語のように構文という見方で勉強してもいいかもしれません。
文書としての組み立てがおかしいまま、ただ割り当てられた紙面を埋めるような資料。それっぽいキーワードがただ並んでいる文書。
言葉というのはフィーリングで伝わるとか、答えがいくつもあるとか、そういうのは基本的にありません。そのような文書を書いてるのは文書力が足りないだけの話です。正確に1つの意味で伝わるように書けるべきなのです。

「思考法」
思考するためのパターンやその方法はいくつかありますが、ブレストするように手を動かしながらコンテンツとして見える形に起こして検討を深めていく方法。マインドマップで発想を広げていく方法。ChatGPTで壁打ちする方法も最近はよくやってみてます。

このような日々いろいろな課題に対して共通的に使える武器はトレーニングとして日々修練していくべきです。当然、あらゆるアウトプットにも反映されるので、コスパもいいと言えます。
何かを身に着けるとき、『コンテンツ』と『トレーニング』を意識してそれぞれの性格と力の入れ方を考えるといいかなと思います。
意識的に『トレーニング』できている人はやはり伸びる傾向がありますね。
トレーニングの意識が薄く、その場限りの『コンテンツ』をさらうことでその場をやり過ごしているだけの人は・・

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Mt
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