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質問するやつはエライ

1.最初に質問するやつはエライ
  →次の人が質問しやすくなる

2.バカな質問をするやつはエライ
  →質問する内容のハードルを下げる

3.関係ない質問をするやつはエライ
  →話が広がる

ついつい人は周りの目を気にして小利口になってしまいがちなのですが、小利口は組織にとってなんの貢献もしません。組織で何かをするということはお互いに影響し合うことで得られる効果が大事なことの1つです。
影響を与えるためには、アクションすることが必要で、たとえば打合せでは発言をしないと何も伝わりません。打合せで発言しないのはいてもいなくても同じということで、その時間にも給料は発生しているので、給料泥棒と言ってもいいくらいです。

話は少し逸れましたが、
活発に発言が生まれることの重要性を言いたかったのです。
本タイトルの「質問するやつはエライ」はこのことを言っていて、活発に質問(=発言)する活性化された組織とするための心得です。

心理学的には「心理的安全性」という言葉でも解説されますね。
組織において何か影響を与えて貢献するためには、活発に意見をぶつけ合えることが重要ですが、それがうまくできるための組織作りのポイントです。
心理的安全性が低いと、何か発言するときに、
 無知と思われないだろうか?
 無能と思われないだろうか?
 ネガティブなことを言われないだろうか?
と、尻込みしてしまい、意見を言いにくい構造が生まれます。活発に意見が出ないと、本当はそこにいい意見が出た可能性があったとしてもなかったことになってしまいます。
発言しないのはそこにいないのと同義です。
活発に意見が出て、さまざまな角度から検討できるチームであるためには、できるだけ発言のハードルを下げることが重要です。そのためには心理的安全性の高いチーム作りを行うことがポイントです。

心理的安全性の高い空気を作るポイントを端的に言い表したのがタイトルの「質問するやつはエライ」になります。
どうしても最初に意見するのはハードルがあります。このハードルを下げるのが最初に質問する人です。誰かが質問をすれば、その後に続きやすくなります。誰も質問しない沈黙した空気の中で口火を切るのはハードルが高いものです。
最初に質問する人は無条件に受け入れてあげましょう。
そして、その質問は適度にバカな方がいいです。次に続く人の質問のレベルに対するハードルを下げてくれます。最初にあまりに高度な質問をしてしまうと、続く人もいい質問をしなければならないと気負ってしまい、萎縮してしまいます。そのためにはある程度バカなくらいがよかったりします。なんだ、そんな感じの質問でもいいのね、と。
ただ、あまりにバカすぎると議論が高度にならないので、その辺りは適度にいい程度の質問ができるのがベストです。

最後に。
一見、これまでの議論から外した話をしてしまってもOKです。
いろいろな角度からアプローチして議論することで、議論は深まります。そのためには思い切って的を外したような意見も歓迎です。ときにはそこから一気に飛躍するようなこともしばしばあります。こういう外した意見を言う人がいない、ある意味マジメなチームだと飛躍的な答えに行き着かず、煮え切ってしまうことが多いです。

決して小利口にはならずに、むしろ意識的にバカになるくらいでちょうどいいのです。敢えてバカになり、組織を活性化する役目をあまたがしてみましょう。組織は格段に変わっていくと思います。

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Mt
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