この春、社会に出るあなたに知っておいてほしいこと
春ですね。
今年も新社会人がたくさん生まれてることでしょう。
何も知らずに社会に出ると、いろいろと戸惑うこともありますので、先に使えておきたいというお話です。
これまでの学生時代に学んできたことはほぼ役に立たないというのが現実です。組織には組織の中でのやり方というのがあり、まずはそこに乗る必要があります。既存のものの出来がいいか悪いかは置いておいて、まずはそこに乗らないといっしょに仕事をする仲間として認められないというのが現実です。なんてバカなんだと思いますが、これが現実です。
頭の使い方を切り替える
他にも、学生時代から頭を使っていろいろやってきたと思っているかもしれませんが、頭の使い方が変わります。学生時代に培った頭の使い方が活きるのは資格取得くらいのものです。逆に言えば、資格取得は学生時代の頭の使い方に慣れてる若いうちにさっさと取得してしまうのが吉です。
少し逸れましたが、学生時代の頭の使い方は基本的には「学習」です。講義を受けて、その内容を基に学習成果を提示します。物によっては暗記モノも多かったかもしれません。が、社会に出ると暗記モノの頭の使い方などは基本的に不要になります。
学生時代はカンニングはNGだったと思いますが、社会に出るとカンニングでも何でもOK、とにかく最短で答えを出せということになります。
必要なときに必要な情報を引き出せればよいので、メモでもマニュアルでもその場で見れればそれでよいし、何ならWeb検索でもOKです。とにかく最短で正解を引き出せればいいわけです。社会に出ると「検索力」の力は本当に大事だと感じます。
「検索力」・・これは今後は変わっていくのかもしれませんが、「質問力」ということになるかもしれませんね。質問の相手は人間かもしれませんし、ChatGPTくんかもしれません。
評価は「価値」を提供できるかどうか
どれだけ頑張っているかどうかというのは関係ありません。どれだけ時間をかけて頑張っているようでも価値を生み出すアウトプットが出せなければ評価はされません。逆にどれだけサボっていようとも(あからさまにバレなければ)きちんと結果を出していれば問題ありません。むしろ、1つの仕事に時間をかけずに成果を出して、残りの時間で他の仕事もやって成果を出せる方がより多くの「価値」を生み出せるので、これが評価につながります。
評価を得ていく人というのは基本的にこれをやってます。
そして社会に出るということの学生からの大きな違いは「プロ」になる、ということです。「価値」を提供して、それに見合った「対価」を得るというシンプルな構図です。
何年も前に社会に出た人にもこの機会に考えてほしいこと
そうは言っても、日本的な組織では年功序列という悪しき習慣が蔓延っていることが未だに多いです。大きな組織ほどその傾向が強いようにも思います。
どれだけ「価値」を提供してもそれに見合った「対価」を評価として提供できない組織。あらゆる忖度で回っている組織です。
そのような組織に将来はないので、下船も考えてみてください。これからの時代は人間の寿命の延びに比して組織の寿命は短くなっていく可能性が非常に大きいです。1つの組織で最後まで勤め上げるというのは高い確率で現実的でなくなっているかもしれません。少なくとも下船する練習は誰しもしておいた方がいいのかなと思います。