完璧主義より行動主義
向かうべき方向がわからないとき、どうするべきか?
わからないからと言ってわからないまま動けずにいると、何も状況は変わりません。
状況を変えるには、まずとにかく動いてみることです。
誰かに聞いてみれば何かが見えてくることもあるだろうし、何か小さく(「小さく」というのは1つポイントです)試してみることで見えてくることもあります。
人間誰しも完璧ではないので、わからないことがあるのは当然。ここで完璧主義を装うことなく、行動主義でまずはとにかく動いてみることがゴールへの第一歩です。
わからないことがあるのは当然だとさらけ出してOK。その上で動いてみることが次へとつながります。
動いて少しずつでも何か見えてくると、ゴールの解像度が上がり、より明快に向かうべきベクトルが定まってきます。
行動する中で得ていく情報量を元に徐々に解像度を上げながらそれに応じて徐々にベクトルを合わせて、より加速度的に行動していくのです。
ゴールがしっかり解像度高く見えてる方が課題解決へ向けて自信を持って動いて行けるのは確かにその通りですが、初めからゴールが明快に見えてるような課題ばかりが現実ではありません。
そういった課題にぶつかったときは、じっとしてるのではなく、とにかく動いてみてください。
きっと景色が変わり、見え方も違ってくるでしょう。いろいろな方向から見てみれば、全体像の把握もでき、解像度が上がっていきます。
ここまで、とにかく動いてみる「行動主義」のススメの話を書いてきましたが、うまくいかない人には2パターンあります。
まずは、あまり頭を使わずに今見えてる解像度のまま答えに向かって突っ走ってしまう手だけ早い人です。
ぼんやりとした解像度のまま違った方向に向かってどれだけ頑張っても答えには行き着きません。こういう思い込みタイプの人は「解像度」を意識して常にゴールの解像度をアップデートするようにしてみてください。
次に、もう1つのパターンは、課題にぶつかったときに動けない人です。
このタイプの手が動かない人の特徴としてよくあるのがつまらないプライド問題です。
そう、「完璧主義」なのです。
間違った答えを書くことに抵抗があり、結果、手が動かないわけです。
でも、そんなあなたの下書きなど誰も見てませんし、すべての答えを初めから一発で書ける人などまずいません。
デッサンでも始めはボヤっとした輪郭から描いていきますよね。それと同じでいいのです。まずは手を動かしてみて、その上で改めて考えていけばいいのです。手を動かしてみること、誰かに話してみること、そういった行動によって今まで見えていなかったものが見えてくるようになり、解像度が上がり、よりしっかりとした力強いベクトルとなっていくのです。
つまらない「完璧主義」は捨てて、「行動主義」でいきましょう!