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補助線を引く

遠くの大きな目標に向かうとき、ただ何となく目指していても難しいですよね。そんな時は補助線を引くとよいです。

補助線を引くには、自分の現在地と目標地点を把握することから始まります。
それぞれの地点が把握できれば、それらを線で結ぶのです。
目標地点での在り姿に対して、今何が足りていないのか?何をアウトプットすればいいのか?
一発でアウトプットしてしまえるくらいのものであればいいですが、そのイメージが難しいときは少し小さなアウトプットをイメージしてみるとよいです。小さなことでも一歩ずつの積み重ねで目標に辿り着けるのです。小さくでもいいので、まずは一歩を踏み出してみることが大事です。

一歩を踏み出すことができれば、次はその方向です。
いくら進んでも正しく目標に向かって進んでいなければ、いつまで経っても目標に辿り着きません。気を付けなければ、前を向いて進むどころか横や後ろを向いて進んでいることもあります。
目標地点と現在地を正確に把握できていないことから進むべき方向を誤っていることもよく目にします。
そんなことからまず大事なのは、正確な状況把握ということになります。
経験値の不足などから十分に視野が確保できずに正確な位置・状況把握ができていないことも若い人を中心にしばしば目にします。

目標地点と現在地を結ぶ補助線を引くという行為は、自分のためだけでなくチーム運営や教育・指導といったシチュエーションでも有効です。
チームリーダーであれば、積極的に補助線を引いてチーム内に共有することで、同じ方向を認識して進めることが容易になります。
状況の把握というのは、実は個人それぞれの解像度に大いによっているので、目標地点や現在地の把握はチーム員であっても正確にはブレていることがほとんどです。このブレをできるだけ小さくしておくことが結果として目標に向かって同じ方向を向いて進んでいくことにつながります。

補助線の引き方についても、誰でも初めから真っ直ぐキレイな直線が引けるわけではありません。線の引き方にもコツと慣れが思いの他表れてきます。
自分で補助線を引いてみて、その結果どうだったか。これを繰り返すことで段々と真っ直ぐにキレイな補助線が引けるようになるのです。
結果のFBを待っていると、中々サイクルが回せないので、補助線を引きながら他の人にも共有することで見てもらい、線を引きながらFBを得るという方法も有効です。
おまけとしては、チーム内で補助線を共有することで、チーム内で補助線が見える化され、チームとしての補助線となり、チームがブレにくくなります。

補助線が引ければ、すぐには結果として表れなくても、その先につながっているものが見えているので、継続にも役立ちます。まず一歩。そして一歩ずつでいいので、継続していくことが結果につながります。

この記事を公開している本日ですが、2023年1月1日ということで、この1年の目標を考えてる方も多いのではないでしょうか?
目標を立てたら、現在地についても今一度見直してみて、ここで補助線を引いてみましょう。
1年の大きな目標のためには、何をいつまでに達成していけばよいかというマイルストーンも同時に設定しておきましょう。これも補助線を引く1つのコツですが、最終目標達成までの道筋の解像度が上がっている状態になります。

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Mt
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