トランポ検討記 vol.3:ハイラックスを買ってしまったの巻
ほぼ散財日記みたいになってきてますが、このブログをご覧いただいている方はもう薄々お気づきかと思いつつ、前回までのトランポ検討記で気に入ってしまったハイラックスを購入した話を書きます。
前回までのトランポ検討記は?
Zグレードのネビュラブルーです
実際乗ってみた感想
Facebookグループ
LINE-X
トラックランプ
ゲートが閉まった!
荷台での固定
ナビ(CarPlay)
あれ?と思った点、難点
エンジンオフでミラーが自動で畳まれない
アイドリングストップしない
バイクを積んでしまうと意外に荷物が載らない
基本的に大満足している!
前回までのトランポ検討記は?
結局、前回を書いたのが2月なんですが、
この直後に 2月中にハイラックスの注文入れてしまってました!紆余曲折の末、納車は7月末だったので、半年とまではいきませんが結構待ちましたね。
前回の記事でかなり興奮気味に細かいことを書いたので、実際に乗ってみてどうか、なんかカスタマイズとかしたのか、実際のトランポとしての使い勝手はどうかなどを書いていきたいと思います。
Zグレードのネビュラブルーです
購入したのはZグレードのネビュラブルーです。購入してからたまに言われるのが、「これってかなりお高いんでしょ?600万とか。」みたいなご意見ですが、実際エスティマのハイブリッドなんかより全然安いっすよ。価格の詳細はVol. 2を見ていただければわかります。これの前はC-Classでしたが、売っぱらって通勤用の軽自動車を買って2台ともローンで払っても以前の1台分より安かった!

ネビュラブルーです
真っ青な感じはアメリカンノーテンキな雰囲気で気に入ってます。基本的にデカイので目立ちますね。売れているのは圧倒的に黒らしいんですが、私は青でよかったかな。
実際乗ってみた感想
意外に普通に街中でも乗れるので、大きめのセダンの感覚で乗れてしまいます。もちろん後ろの荷台は長いので、ちょっとミラーを気にしてぶつけないかどうか確認してます。(最近はあまり荷台をあまり気にしないように乗るとちょうどいい、と思えるようになってきました。)
以前の車に比べると、どうしてもハンドルの切角が少ないようで、細々と切り返すようなシーン、例えば狭いホテルの車止めとかには向いてません。コインパーキングは多くのケースでは停められますが、後方で荷台をぶつけないかどうかはチェックが必要ですね。
Facebookグループ
購入にあたってFacebookのハイラックスオーナーのグループがとても参考になりました。非常にアクティブなグループなので、事前にかなり情報を仕入れることができ、ナビなんかの情報もこちらで確認させてもらいました。この場を借りてお礼申し上げます!
LINE-X
生まれ変わってもオーダーする唯一のカスタムポイントとして、荷台の特殊塗装のLINE-Xを紹介します。私はバイクを積載するためにハイラックスを買ったので、ノーマル状態のツルツルした荷台は困ると思っていたし、そもそも荷台そのものに気を使わないといけない状態は避けたかったです。かといって純正のベッドライナーというのを入れてもやはりツルツルした感じで困りそうでした。
そんな時専門誌でLINE-Xの存在を知りました。たまにある家屋外装の吹き付け塗装のような感じで、かなりしっかりした塗膜になります。

これをやったことによって、荷台に対して全く気を使う必要も無くなりましたし、タイヤが滑るというような心配も全くありません。場所によって変わるみたいですが、私の場合は162,000円(税込)でした。見た目も締まるので、とても満足度が高いです。
トラックランプ

前回確認していたように、フルサイズのオフ車をまっすぐ乗せるとなれば、ハイラックスの荷台は長さが足りません。そのため、アオリを開けて走ることになってしまいますが、その際に荷物が後ろに行ってしまわないように囲いをつける必要があります。この囲いと積載のためのランプを兼ねているトラックランプというものがあり、これを購入しました。
装着すると、こんな感じになります。ランプが3つ折れになるので、それを荷台にはめてベルトで固定する感じです。

この装備を使えば、フルサイズでもなんとか2台載せることができました。某有名ブロガーのEXCも問題なく積めました。

このランプに何か問題があるとすれば、ラダーとして考えた時にハシゴの棒の間がかなり空いているので、人間が使おうとすると足を踏み外してはまってしまうことがあるくらいです。(一回実際にやってしまいました)
私の場合、これまで使っていた軽トラなどで爪を引っ掛けられるタイプのラダーを人間用に使って、車両用のトラックランプのすぐ左隣に設置して使っています。爪に関して気になるかと思っていましたが、LINE-Xのおかげで気にならず、ゲートの裏のリブ的なところにうまく引っかかってくれるのでいい感じで使えるようになりました。
ゲートが閉まった!
トラックランプは結構便利なのですが、ゲートを開けて走ると問題もあります。
まず、リアカメラを使うことができないので、バックの時に後方がほぼ確認できません。荷台にバイクが載っていると、ルームミラーからはバイクしか見えません。(2台を真っ直ぐ乗せれば、真後ろだけはかろうじて見えるようになりますが。。。)
あとはゲートを開けることで全長がさらに長くなってしまうので、さらに気を使うことになってしまいます。
そんな時、いつもの通りレッスンを受けて帰る時に、積み込みをやっていたところ、「もしかして、思い切り振れば後ろ閉まるんじゃないの?」と先生がアイデアを出してくれました。フロントフォークをしっかり縮めれば全長が短くなるので、その状態でならば持ち上げれば対角線上にハマるんじゃないかと。で、トライしてみたところ:

先生の予想通りハマりました!これはかなり嬉しかったです。これでリアカメラも使えるし、全長もおさえることができて安心です。ランプを設置する一手間もなくなるので助かります。
荷台での固定
荷台にバイクを固定する際、軽トラなんかと違ってフックを引っ掛ける場所に限りがあります。このハイラックスの場合、前後に4つフックをかけられる場所がありますので、それを最大限有効利用することになります。
私の場合、積載の手順はこんな感じです。
ゲートを開けて右後方にトラックランプを設置し、そのすぐ横に人間用のラダーを設置する
エンジンをかけてバイクを乗せて、慎重に荷台まで上げる
上げてから左前方めがけて車体を傾けていき、最終的にタイヤハウスの前の部分にタイヤを入れる
右後方の角の内側にリアタイヤを挟むために持ち上げる(面倒な場合は、左前にフロントを突っ込んだ状態でエンジンをかけてトラクションをかけると、ハンドルは限界まで左に切れて、フロントフォークが縮み、リアは暴れた結果角に収まります。最近はズボラにこの方法!)
この状態で実はほぼ左前→右後の固定は出来ています。この状態で一旦マシンを起こしてサイドスタンドをかけ、右前のフックから車体の右フレームに引っ掛けたタイダウンベルトにタイダウンし、車体の右側にある程度テンションがかかった状態でサイドスタンドを上げます
右フロントフォークにタイダウンベルトをかけて、そこから右前にタイダウンします(フロントフォークを縮めます)
最後に左後のフックから車体の左フレームに引っ掛けたタイダウンベルトにタイダウンして完了です。この時、車体が垂直に立っているように調整します

ZYTC 4個 タイダウンベルトソフトフックソフトループストラップ ATV、UTV、スノーモービル、オートバイ&ダーツバイクブルー 2.5cm x 31cm
出版社/メーカー: ZYTC 会社
メディア:
写真で見るとこんな感じです。

高さの関係でキレイに全部が見えずに申し訳ないのですが、固定がどういう状態かはお分りいただけると思います。
ナビ(CarPlay)
実は、ナビは純正を選択せずに、CarPlayが使えるサードパーティ製のものにしました。安かったですし、iOSがversion12 になる時点でGoogle Mapが使えることがわかっていたのも大きいです。それに、CarPlayという仕組み自体に結構期待しているので、自分でも試してみたかったのです。
カロッツェリア(パイオニア) カーオーディオ AppleCarPlay AndroidAuto™対応 2DIN CD/DVD/USB/Bluetooth FH-9400DVS
出版社/メーカー: カロッツェリア(carrozzeria)/パイオニア(Pioneer)
発売日: 2018/05/21
メディア: Automotive
結論から言うと、これで十分、これ以上必要ってどんなケースなの?って感じています。

普通にナビとして優秀ですし、Amazon Music なんかとの併用も快適です。CarPlay中は対応していないアプリの利用には制限がかかります(利用するとホーム画面に戻ってしまうし、例えばYouYubeなどで音楽再生していても、Google Mapなどの対応アプリに切り替えると音楽も止まる)が、走行中なので当たり前といえば当たり前です。
iOS12が来るまでは頑張って純正のApple Mapを使っていましたが、これはこれでどうしようもないという感じはありませんでした。とはいえ、やはりGoogle Mapの方が優秀ですね。今後様々なアプリがCarPlayに対応してくれると嬉しいです。
ちなみに、このナビを使ってもバックカメラはつながりますし、ガイドラインも出ます。ステアリングに連動して進行方向を示すオプションだけはつけられないようでした。
あれ?と思った点、難点
難点がないわけではないです。もはや「デカイから」というのは気にならなくなっていますが、細かいところで言うと:
エンジンオフでミラーが自動で畳まれない
車体の大きさもあって駐車時に畳んでおきたいケースも多いのですが、いつも忘れて再度エンジンをかけることになります。前のクルマでは自動で畳まれていたのでこれぐらい出来てもいいのになぁと思います。同時期に乗り始めたN-Oneは自動でて畳まれますが、今度は自動でドアロックがかかりません。なんでこんな微妙な設定なんだろな。。。
アイドリングストップしない
そんなにイチイチエンジン止めねぇよ、的な仕様になっておりますw信号停止時もそうですが、少し停車するようなケースでエンジンを止めないといけないのはちょっと面倒ではあります。燃費はだいたい11km/l前後なんですが、エンジンかけたまま停車するとみるみる落ちていきます。
バイクを積んでしまうと意外に荷物が載らない
これはある程度わかっていたことですが、ラダーとランプを載せて、さらに用品を入れたホムセン箱をのせるくらいであれば何の問題もないですが、家族同伴で遠征というようなシチュエーションだと、特に雨に濡らしたくない荷物が多い場合などでホムセン箱(大)をたくさん積めるわけもなく(特にゲートを閉めてバイクを斜めに積んでいる場合は)、積載に苦戦することになります。
その場合は、リアシートを上げて固定し、そこに荷物を置くことができます。タープテントのような長モノや、着替えや食料、プロテクターといった濡れて欲しくないものは室内に頑張って置いてしまうと、何とか遠征の荷物にも対応できます。
これ以上積載したければルーフキャリアなどを導入することになりますね。これもベースキャリアとキャリアを買って、しかものせてから固定してとなると、出費も手間もかなりのものですね。キャリアはかなり細かくFUNAIさんが書かれてます。コストもまぁまぁかかるので、乗車が二人までであれば今のままでいいかなと思っています。
基本的に大満足している!
基本的に大満足しています!目立ちますし、商業車感も全く感じません。個人的にはG-Classなんかと並んでも「俺の方が楽しんでっから」くらいの気分でおります。ワートホグ+ペリカン的な感覚(わかる?)で乗ってますね。
自走をやめてみると、本当に体力的にも負担がなくて、これなら遠出しても問題ないなと思えるようになりました。もちろんハイエースに代表されるワンボックスの利点は間違いなくあると思いますが、ちょっと違うものを求める向きにはピックアップトラックなんていかがでしょうか?おしまい。