「食器洗い」の科学的風味考察から進化論へ。

前回は”「食器洗い」を科学的風味考察してみた。その2” https://note.com/kenaxtslife/n/n8356a894d0ae
で、細菌・バクテリアは動物が嫌がる物質を作り出して、エネルギー源の奪い合いをしているという話を書いたので、これはその続編。
オチはありませんw

上記で細菌・バクテリアが、動物が嫌がる物質を作り出す動機?はわかった気がするが、自然界を見ると、種の間で争っているケースの他に、種同士が協働している場合も多々ある。
例えば、花とミツバチ、犬属と人類など。

何故、細菌・バクテリアは動物と奪い合いをし、花や犬は協働するのか?
そういうふうに進化したからだ、だけではトートロジーっぽいので、もう少し深掘りしてみる。

まずは登場するプレーヤー。
■ 細菌・バクテリア AND 動物
■ 花 AND ミツバチ
■ 犬属 AND 人類

うーん、これだけでは関連が見えない。
関連・・・そうか、プレーヤー間をつなぐ共通のものをいれて見よう。
■ 細菌・バクテリア 、 エネルギー源 、 動物
■ 花 、 蜜・花粉 、 ミツバチ
■ 犬属 、 労働力 、 人類

少し見えてきた気がする。
■ 細菌・バクテリアと動物は、エネルギー源を奪い合う。
■ 花とミツバチは、蜜・花粉のやり取りを通して、花の繁殖に必要な拡散と、ミツバチのエネルギー源確保が出来る。
■ 犬属と人類は、労働力を融通し合う。

更に少し進化論的な風味の表現に換えると、
■ 細菌・バクテリアと動物 → 生体駆動エネルギー源争奪。
■ 花とミツバチ → 種の目的(繁殖)に必要な拡散と、生体駆動エネルギー源確保の共生。
■ 犬属と人類 → 種の目的(繁殖)に間接的に必要な要素(労働力)の双務契約。

こうやって並べた順番には実は意図が有って、概ね地球上で上記の関係が出現しただろうという順番にしてみた。
あと、ミツバチ、犬という選択も、社会性があるとされる生き物を選んだから。

上記のリストは、エネルギー源確保という物理的に必須のものから、共生、契約のようにより抽象度の高いものに変化して行ってるとも言える。

学生の頃に習ったダーウィンの進化論の授業では、進化=環境への適応であり、環境とはほとんど物理的なものだという解釈だったように思う。
もし進化=物理環境への適応力なら、地球で最も進化しているのは、人類より幅広い環境で増殖可能な細菌・バクテリアってことになっちゃわないかな?
人類のように、温かい水辺でしか増殖できない種は、一時は数百体まで減少して絶滅の危機にあったという説があるほどだしね。
人類はテクノロジーを利用することで、生身では生活できない極寒から灼熱の地まで広がっている。
いずれかの未来には、海洋・宇宙にも広がっていくだろう。

そう考えると、進化=物理環境への適応力だけでは無い気がする。
進化論について、もう一度色々読んでみたくなった。

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