ラ・ラ・ランド タップダンスシューズ
古き良きを踏襲しつつ新たな技術で発展させる、
作品のテーマはもちろん監督の意思をも写し出した足下たち。
ラ・ラ・ランド
オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミア(エマ・ストーン)はピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と最悪な出会いをする。
そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。
初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。。。
タップダンスシューズ
この作品は1920年代から50年代にかけてつくられた数々のミュージカル映画の名作にオマージュを捧げつつ、現代的なアプローチで新たな映像表現を切り開き、第89回アカデミー賞最多14部門ノミネート、監督賞・主演女優賞を含む6部門受賞を達成したデミアン・チャゼル監督によるミュージカル・ロマンティック・コメディ・ドラマ映画です。
「パナビジョン」の言葉と共に古き良きジャズミュージカルとハリウッドの復刻を宣言し、その技術と共に現代のテクニックを駆使したアクロバティックなカメラワークのハイウェイのシーンからこの映画はスタートします。
直後、古い恋愛ドラマのお約束どおり最悪の出会いから始まるセブとミアの物語に出てくる足元について触れたいとおもいます。
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