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2015年映画ランキング

2015年に足下研が観た映画をランキングで発表いたします。

観た映画なので、その年公開じゃないものも含まれます。


※順位は好き嫌い。点数は映画自体の出来。


十数年振りの祭り、枠
1.スター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒 / Star Wars: The Force Awakens (99)
2.マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road(98)

近年稀に見る傑作、枠
3.インサイド・ヘッド / Inside Out(97)
4.ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション / Mission: Impossible – Rogue Nation(95)
5.アクト・オブ・キリング / The Act of Killing(100)
6.フォックスキャッチャー / Foxcatcher(90)
7.Mommy/マミー(96)

今年を代表する名作、枠
8.ルック・オブ・サイレンス / The Look of Silence(99)
9.ナイトクローラー / Nightcrawler(93)
10.海街diary(92)
11.アメリカン・スナイパー / American Sniper(90)
12.ベイマックス / Big Hero 6(90)
13.バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) / Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)(90)
14.キングスマン / Kingsman: The Secret Service(90)

いずれ観るべき秀作、枠
15.セッション / Whiplash(89)
16.アメリカン・ドリーマー 理想の代償 / A Most Violent Year(88)
17.イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 / The Imitation Game(87)
18.猿の惑星:新世紀 / Dawn of the Planet of the Apes(88)
19.アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン / Avengers: Age of Ultron(89)
20.バクマン。(87)
21.007 スペクター / Spectre(89)
22.22ジャンプストリート / 22 Jump Street(86)
23.グローリー/明日への行進 / Selma(87)
24.インヒアレント・ヴァイス / Inherent Vice(86)
25.毛皮のヴィーナス / La Vénus à la fourrure(85)
26.ワイルド・スピード SKY MISSION / Furious7(81)

人に薦められる良作、枠
27.フューリー / Fury(85)
28.マイ・インターン / The Intern(83)
29.舞妓はレディ(80)
30.ジョン・ウィック / John Wick(79)
31.ジャッジ 裁かれる判事 / The Judge(79)
32.ストレイト アウタ コンプトン / Straight Outta Compton(77)
33.チャッピー / Chappie(78)
34.猿の惑星:創世記 / Rise of the Planet of the Apes(78)
35.ジュラシック・ワールド / Jurassic World(76)
36.龍三と七人の子分たち(75)
37.ミニオンズ / Minions(73)
38.FRANK -フランク-(70)
39.エール! / La Famille Bélier(70)

まあまあな佳作、枠
40.攻殻機動隊 新劇場版 GHOST IN THE SHELL(70)
41.コードネーム U.N.C.L.E. / The Man from U.N.C.L.E.(69)
42.リトルプリンス 星の王子さまと私 / The Little Prince(70)
43.ナイト&デイ / Knight and Day(68)
44.ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男 / Get on Up(66)
45.ディオールと私 / Dior & I(65)
46.スニーカーヘッズ / SNEAKERHEADZ(65)
47.だれも知らない建築のはなし / Inside Architecture(65)
48.ア・フィルム・アバウト・コーヒー / A FILM ABOUT COFFEE (62)
49.白河夜船(60)

なんの志も観れない凡作、枠
50.96時間/レクイエム / Taken 3(50)

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主演男優
ジェイク・ジレンホール
ナイトクローラーでの最低で最高なゲス野郎(褒め言葉)をあれだけ奇怪に演じられたのはこの人以外に居ないでしょう! 素晴らしかった‼︎ 昨年から引き続き注目の俳優さんです‼︎

主演女優
シャーリーズ・セロン
マッドマックス祭りを引き起こした張本人! どのウォーボーイズよりも男らしいのに表情だけでバックストーリーを語る繊細な演技‼︎ 最強過ぎてなにも言えない。。。 最高でした‼︎

助演男優
オスカー・アイザック
名前に反して超良い奴だったポー・ダメロンも良かったんですが、アメリカン・ドリーマー 理想の代償での少しづつ追い込まれていく社長役が超ハマリ役だった!

助演女優
アンヌ・ドルヴァル
Mommy/マミーで強く気高い母親、そして弱く儚い一人の女性を最大限に魅力的に表現することで作品自体の底上げをしたのはやはりこの女優さんの地力だと思うのです。

新人
デイジー・リドリー
新たなスターウォーズサーガの幕開けをただの過去作品への懐古主義にならなかったのは、確実にこの女優さんの「主人公力」だと思うのです! これは観ないと分からない! 観てください‼︎

監督
ジョシュア・オッペンハイマー
アクト・オブ・キリング、ルック・オブ・サイレンスの両作の監督であることが何よりの評価であります。 こんな映画が存在出来ていること自体が奇跡であり、それを成立させた監督は唯一無二の存在です。

作品
インサイド・ヘッド
絵面や設定に騙されて観てない人が多いらしいですが、とんでもない大傑作です。 突飛すぎるアイデアを物語上で説得力のあるカタチに昇華するだけでなく、それによって世界で唯一の素晴らしいストーリーが産まれています。 世の中にカナシミが存在する意味をヨロコビが知る。 恐ろしく素晴らしい大傑作です‼︎

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総括
今年はそもそもでっかい祭りが二つも起きていてそれだけでもう神回なわけですが、それが底上げになったのか公開作品全体が全体的に良いというわけわかんない年になりました。

その中でもやはりスター・ウォーズ エピソード7 フォースの覚醒は個人的にも特別なものになりました。 子供の頃風邪を引くたびにエピソード5 帝国の逆襲を観返していた身としては、思い入れは半端ではなく。 それなのに上がりきった期待に応えるように更に超えてきたこの作品は本当に素晴らしい映画体験でした。 なによりも過去作に目配せした懐古主義的なアプローチではなく、次世代に繋いでいこうとする製作陣の志に心を打たれました。 ありがとう! J.J.エイブラムス‼︎

そしてもう一つの祭り、マッドマックス 怒りのデス・ロード。 これだけCGが発展して「この先映像で驚くことは無いのではないか」と思っていた昨今に、真っ向からぶつかって観客にフレッシュな映像体験と共に新たな驚きを与えてくれた本作品はそれだけでも賞賛に値すると思います。 なによりも話としては「行って帰ってくるだけ」であり、映像もできる限り実写で撮影を行うという、映画を構成する要素自体はまるっきり映画の王道であるにも関わらず、アイディアや工夫によってこれまでに観たことの無い次元まで達してしまっている点が他の映画には真似出来ない芸当だと思います。

今年明らかになったのは、やはり実在感の無い映像は求められてきていないということ。 なるべくCGを使わずにその場所に行ったり、セットを組んだり、アクションもなるべく本人がこなしていること。 そういったことが画面から伝わってきていることが分かる。 そういったことをしている作品が評価されるのが確認できた、良い年だったと思います。

今年あまり目立ってなかったけど個人的に良かった作品としては、笑ってはいけないコメディー「フォックスキャッチャー」、倫理観て何?美味しいの?「ナイトクローラー」、オレたちが憧れられないあの頃のニューヨーク「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」、なんであんだけヒットしててDVDスルーなんだよ‼︎「22ジャンプストリート」、ザ・センス‼︎「インヒアレント・ヴァイス」、ポランスキーの願望炸裂!「毛皮のヴィーナス」らへんでしょうか。

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