1x.com 挑戦記: 8 - 人物の表現 -
今回は人物を異なる形で入れた作品を 2 つ紹介します。
提出した作品 no.13
13 枚目に提出した作品はこちらです。再び動物枠で面白いことができないかという観点から、瞳に移った自分を表現してみました。
審査結果
一般とエキスパート評価は差がありましたが「落選」でした。
1x.com に対してどのように向き合っていたか
この頃は、公開作品を色々見ていく中で、自分の好きな作品の傾向が少し目えた時期でした。自分の作品にもそれを取り込む挑戦をしていました。
人物と被写体
特に建築とストリートジャンルにおいて、人物を効果的に使っている作品が個人的に好きだなと思い、その傾向を調べてみました。
構造物やスペースの大きさを表現するための人物
景色に対するワンポイント
窓の反射などを活かした人物
人物がいることで大きさが良くわかる表現
人物がワンポイントになって面白さが出ている階段
瞳に写る人物
作品について
次に提出した作品について説明していきます。
選んだ理由
撮影済の写真でリフレクションが面白そうだった
まだ公開されていない動物ジャンルだった
撮影設定/時期/場所やコンセプト
撮影時は「ただ愛猫を可愛く撮りたい」と思ってました。特に瞳を際立たせるように絞りを解放にして、周りをぼかして撮影しました。
ISO: 1600
SS: 1/160
F値: 1.7
何を学んだのか
こちらの作品はクリティックフォーラムでも質問をしましたが、結論から言うと、何を観ればいいか伝わらない事が問題でした。
一般の評価はまぁまぁもらえましたが、エキスパートの評価は全くで、特徴のない、ただ猫が可愛いだけの作品で終わりました。もっとコンセプトを表現するための、練った構図が必要でした。
提出した作品 no.14
次は人物を使ったストーリーの表現に挑戦してみました。
審査結果
一般、エキスパートと共に 90% 以上の評価を貰えたので、内心はアワードを期待しましたが、結果は「公開」でした。
1x.com に対してどのように向き合っていたか
引き続き人物を入れた作品に挑戦しました。前回は人物が小さすぎた事で、意図を表現できなかったため、今回は人物は大きめに入れつつ、「表情」ではなく「仕草」でストーリーが出せないか挑戦しました。
ポーズ
人物をシルエットにしている公開作品を重点的に観察して、表現の手法などを盗んでいくことにしました。その中で数点気付く事がありました。
シルエットであっても人物の意思は見える
モノクロが多いが、出したい雰囲気によってはカラーも使える
ボディランゲージは写真作品の中でも重要な表現手段なのだと改めて感じました。顔を出したくない私としては、これをきっかけに動作をうまく入れる意識がとても強くなったと思います。
作品について
次に提出した作品について説明していきます。
選んだ理由
人物の様子がシルエットだが表現できている
背景が大量のミシンで、単に面白い
撮影設定/時期/場所やコンセプト
ソウルのショッピングセンターで撮影しました。
ISO: 100
SS: 1/125
F値: 2.8
これは All Saints というアパレルショップのディスプレイで、世界中の店舗でミシンを使ったディスプレイが有名です。東京にも数店あります。個人的に好きなブランドで店に入ろうとしたら、通る人が不思議そうにミシンを見ているのが印象的だなと思い、撮影した一枚です。
何を学んだのか
こちらの作品もまた、クリティックフォーラムでフィードバックを貰いました。その中で学べたことがいくつかあります。
編集技術を上げていけば、より良い表現ができる
状況によっては人物のポーズを変えてもいい
前回と同じく、ポイントを意識した構図
有料パートで、クリティックフォーラムのフィードバックの詳細を紹介しますが、簡単に言うと、もっと Photoshop や Lightroom を勉強して、編集の幅を広げると良いということでした。
またミシンが沢山ある点を強調したかったのですが、冷静に考えて、何台くらい作品内に配置できていれば意図が達成できるか考える事で、構図の自由度があがると思いました。
インスタに上げたバージョンを見ると、コントラストが強すぎて髪飾りなどが潰れている他、構図も甘くて人物が少し小さいです。
有料部分では以下の事を書きますので、興味があれば是非ご覧ください。
1x.com の審査結果の詳細を画面を含めて説明
編集の方針や RAW 写真からの編集過程を説明
学んだことをもっと詳しく説明
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