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1x.com 挑戦記: 12 - 複数人物での表現 -
今回は複数人物でのストーリー作成に挑戦した作品を紹介します。
元の写真はもう隠しておきたいくらいアンダーで真っ黒でした。。
提出した作品 no.18
18 枚目に提出した作品はこちらです。今回は複数人物の動作を活用する事でストーリーが作れないか挑戦しました。実はこちらの作品、撮影時点では、かなりやらかしており、普通使わないであろうレベルの写真となってます。
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審査結果
一般・エキスパート共に、ある程度の評価を貰え「公開」となりました。
1x.com に対してどのように向き合っていたか
これまで人物の入れ方を色々と模索してきましたが、表情を写さなくても、ボディーランゲージでストーリーが伝わることは学んでいたので、複数人の登場人物からストーリーを生み出せないかと考えていました。
ジェスチャーの種類
ジェスチャーが無限にあるのは当然ですが、シルエットだけで表現する場合にはいくつかのパターンがあります。
振り向いているなど「視線」を使った演出
傘や携帯など手に持っているもので状況を表現
手を挙げている、座っているなど特定の姿勢を使う
歩幅で歩行のスピード感が演出
つまり、顔の向き、両腕、姿勢、足などでそれぞれ表現が出来そうです。
駆け足をする子供。月が綺麗。
後ろ姿だけど腕組みをし、仁王立ちで上を見上げている様子はすぐわかる
うつむいて歩いているので、疲れている、悲しいなど連想できる
作品について
次に提出した作品について説明していきます。
選んだ理由
複数の人物が登場する
二人の位置から関係性(他人)が想像しやすい
背景から場所が分かりやすい
それぞれの動きが異なってストーリーがある
展示会場において、作品を観ている女性と、ただ先に進む男性という対比が面白いと思って選択しました。
撮影設定/時期/場所やコンセプト
夏に渋谷のミヤシタパークの展示会場で撮影しました。ガラス2枚越しでの撮影となり、距離も結構あります。元の写真からはかなりクロップした作品となっています。
複数人物を意図したポーズで撮るのは到底無理ということで、知人にモデルを頼みました。右側の女性はポーズの雰囲気など、事前にお願いしてから、歩いてもらっています。男性は知らない人です。
以下の「SAI」が会場ですが、丸の印から矢印方向に撮影しました。
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撮影の設定は以下の通り。
ISO: 100
SS: 1/1000
F値: 2.0
実はシャッタースピードの設定をミスっており、恐ろしく暗い写真でした。指がシャッタースピードののダイアルに当たってしまったのが原因ですが、この頃はこのような失敗を頻発していました。EVF なんですけどね。。
別の写真を使っても良かったのですが、編集でどこまで出来るか試すのも、面白いかなと思った記憶があります。
何を学んだのか
あまりに酷い写真でも、観点を絞って編集すればある程度救えると分かったのは大きい反面、当然ですが、撮影の時点のミスを減らす努力が必須です。まぁカメラ買って 4 カ月目なので思わぬミスを連発してました。懐かしい。
今回は構図を大幅に変えることができたのが、一番の学びだと思います。
主題をしっかり意識して編集することで成果が出せた一枚でした。
インスタに投稿した時とは大幅に変わりました。
主題が分からず、どこを見るべきか判断できない
主題を考えていないので、無駄な要素が多すぎる
反射が強すぎて見ずらい
色のメリハリがなく、全体に暗い
これまで以上にこのままでは作品にすらならず、「公開」など論外なレベルですが、これまで学んだ技術と考え方で大幅に変えることができました。
何をどのように考えて編集したか興味がある方は、詳細もご覧ください。
有料部分では以下の事を書きますので、興味があれば是非ご覧ください。
1x.com の審査結果の詳細を画面を含めて説明
編集の方針や RAW 写真からの編集過程を説明
学んだことをもっと詳しく説明
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