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0439 バルカン半島❸紛争から四半世紀、首都プリシュティナの日常-🇽🇰コソボ

11日間バルカン周遊。ふりかえりながらざっくりまとめる。コソボ、プリシュティナ編。

今回のルート。🇲🇰スコピエ→🇲🇰オフリド→🇽🇰プリシュティナ→🇽🇰プリズレン→🇽🇰ペヤ→🇲🇪ブドヴァ→🇲🇪オストログ→🇲🇪コトル→🇭🇷ドゥブロブニク+🇹🇷イスタンブール(トランジットツアー) 5ヵ国10都市。※ペヤとオストログは旅中で追加。

コソボ🇽🇰基本情報

面積:1.1万㎢(岐阜県くらい.形も似ている?)
人口:187万人(2020年)
民族:アルバニア人90%,セルビア人5%
宗教:アルバニア人は主にイスラム教、セルビア人は主にセルビア正教
公用語:アルバニア語、セルビア語
通貨: ユーロ
一人当たりGDP:$5,300(2021年)
こんにちは: ミルティタ
ありがとう:ファレミンドリト

-コソボ紛争(1998年-1999年)は、ユーゴスラビア軍・セルビア人勢力と、コソボ自治州の独立を求めるアルバニア人武装組織との戦闘
コソボ解放側についているNATO軍の勝利
-親米国家.紛争当時の大統領クリントンを冠したストリートと銅像がある
-2008年セルビアから独立。113ヵ国が国家として承認(2016年データ)
-国旗の6つの星はコソボに住む主要民族(アルバニア人、セルビア人、トルコ人、ロマ人、ゴーラ人、ボスニャク人)

コソボの所感

-道を横切ろうとすると高確率で車が止まってくれる。優しい
-6月のコソボは、夜は20度、昼30度でちょうどよく、湿度もひくく熱帯夜がない
-ただ意外とハエが多い
-喫煙は店内もできるところ多い
-ユーロ2024のタイミングにこれてよかった
-なんでこの国にきたの?この国はどう?とよく聞かれる
-バスチケット売り場では、バス時間を適当に教えられたあるあるが発生。3人くらいに聞くとよい
-すれ違いざまの笑顔はどの国も大切
-なんかみんな優しい

国境越え🇲🇰スコピエ→🇽🇰プリシュティナ

この旅初の国境越え
北マケドニア→コソボ
国境保安員(?)がバスの中で
パスポート回収
腰元の銃に少し反応してしまったが
国境とは本来警備が厳戒であるもの
そう、そういうもの

”NEWBORN首都プリシュティナ”

無事、プリシュティナバスターミナル到着
ここからタクシーで中心部へ向かった(€5)
Bulevar Majke Tereze(マザーテレサ通り)
暑さをしのぐkosovars
アイスがうれしい
このときはピスタチオか
€0.8
Newborn Monument
独立から14年
すでにもっとも新しい国ではなくなっているが
それでも負の歴史をせおっての国づくりは
これからなんだろうなとわからないながら思った
Memorial HEROINES

普通に歩いていても、20年以上前の
紛争の傷跡はそれほど見つからない
そんな中で、このモニュメントは
コソボ紛争時のアルバニア人女性の
多面的な貢献と犠牲の象徴
20,145枚のメダルで構成されている
プリシュティナの国立図書館
賛否両論分かれる前衛的デザイン
考えついても普通造ろうとは思わない
実行するかどうかが大きな分かれ道
なんだろうなとふと思った
NATOの介入と勝利で終わったコソボ紛争
その成り立ちからコソボは親米国家
大聖堂外観
大聖堂内部
たまたまONE LIFEという
欧州の街中を走るレースが
行われていた
世の中知らないことが多い
このあたりで一度
ローカル料理を離れたい
ふと訪れた寿司屋が
なかなか本格的だった
€23.4とやや高いが
Better than nothing

泊まったのはODA Hostel

泊まったのがここODAHOSTEL
この交流しやすいラウンジが
嬉しいポイント
この日は、たしかドイツ人とスペイン人
コソボの方などが旅先について
いろいろ話し混んでいた
ベッドはこちら
清潔
よくある壁に貼ってあるあれこれ
ときどき数年前のイベント情報などを
見つけて時の流れに無常を感じる
ことがなんとなく好き

世界遺産グラチャニツァ修道院へ

プリシュティナにきたら
世界遺産の修道院に
行くことを決めていた
バスターミナルからバスに乗る
コソボ内のセルビア人地区
今は平和になっているとはいえ
なんとなくうっすら緊張してしまう
バスを降りて一路修道院へ
美しい形と空間に荘厳さをたたえ
世界遺産の建物グラチャニツァ修道院がたたずむ
フレスコ画に息を呑む
個人的には17世紀の
ルネサンスの宗教画より
11から12世紀のロマネスク
13から14世紀のゴシック
に素朴で身近な魅力を感じる
考えさせられることがあった
教会を管理している方が
まごついている自分をみてこう言った
”教会をもっと勉強してから来なさい”
驚いてショックを受けた
と同時に大切な気づきをえた思い
いくら表面上の礼節を示しても
知らないということの失礼さを
考えさせられた
お墓も敷地内に
物乞い一家に出くわす
子供が蹴ったり石を投げたりと
気分のよくないいたずらをしてきた
教育の欠落を感じる
そう感じた自分にエゴを感じる
バス停で出会ったアルバニア人
Fuliさん(ロンドンのバス運転手)
今、自国に一時帰国中とのこと

バスを待つ間お話させてもらった
戦時のひどい状況を聞かせてもらう
戦争を心から憎んでいる
しかしそれはセルビア人を憎んでいる
ということではないとのことだった
—重たい言葉—
自分はは黙って聞くことしかできなかった

EUROの季節

街はサッカーに染まる
この日は同じアルバニア人国家
アルバニアvsスペイン
大盛り上がりの
パブリックビューイング
場所はカテドラルの東側の広場
中央の男性がマントにしているのが
アルバニアの国旗🇦🇱
↑これ
会場外にも人があふれる
いたるところのバーでも観戦
Mery's Food and Coffee
試合は惜しくも敗れたが
雰囲気を感じられるいい時間だった
小腹がすき、禁断の夜食バーガー

参照: 地球の歩き方,Google,CEIC

コソボ、プリズレン編へ。

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