0016 雑談04 広告代理店企画職Mさん-仕事の中の"好き"を見つける-
【1on1雑談】
to 仕事のスタンスに迷いがある方
to 自分を知る解像度の上げ方を模索中の方
SNSで知り合いました広告代理店勤務13年目、企画職の女性Mさん。お互い、モノと言葉をテーマに生き方についていろいろ面白い話ができました。
"好きを仕事に"じゃなく、仕事のなかにある"好き"にたどり着く
印象に残った彼女の現在地。
20代では人並みに失敗、挫折はあったものの、まわりの助言を聞きながら、自分の中の"好き"の解像度をあげていったMさん。求められるものをこなしつづけ、鍛えられたとのこと。現在、幅広くターゲットに併せた提案をするタレント職となり、天職と感じている。
強みや好きを活かすことは、言うはやすし。彼女なりに自分と向き合ってきて選んできた道が今につながっているんだろうなと感じました。
モノの魅力を忘れてはならない
広告代理店でも、ノベルティはじめ商品開発もしてきたMさん。"コト消費"、"モノより思い出"、"ミニマリスト"などの言葉がおどる昨今。今の職場でもモノの価値が相対的に下がっているのを肌身で感じているとのこと。
ちょっと待て。思い出を内包するモノの手触り、ガチャポンのワクワク感など好きなモノに囲まれていることで幸福感を感じることがある。そのことを忘れないようにしたいとのこと。
とても、面白い意見だと思った。かく言う私は、断捨離実践中で、モノ、情報、しがらみ、感情を軽くしていきたいフェーズ。ただ、モノを増やすか減らすかという二律背反の単純の話ではないとも思っている。これは、広く深いテーマ。
思ったことは、人それぞれに幸福の定義が違うこと。また、それはさまざまな経験を経て、アメーバのように形を変えてゆく。
私3.0
彼女はそう言って次のアップデートの仕方を模索している。人との出会いから得られるものを”楽しいこと”に変換させたり、好きなライター的仕事は学校まで通って夢中に勉強したり。人生に節目となる転換点があり、今の自分を、アップデートされた3.0Ver.と認証していることがまず素晴らしい。ふりかえりがきちんとできているのだろう。
久しぶりに知り合いに会うと、あれちょっと綺麗になった?老けた?痩せた?太った?と自然と感じるもの。一方、人は、毎秒自分と生きている。髪を切ったら、髪を切った自分を自分は知っている。一年前の自分と緻密に比較することは難儀。油断すると成長実感がないままバージョン不明。
だから、自分の考え方の転換、変化を認識することは、座標を知ること。つまり、今の位置とスピードと距離を知ること。あらためて、成長への近道と思いました。
今回は彼女の承諾をえて、ただのランチ会を”後付け1on1ミーティング”とラベリングし、記事にさせてもらいました。