【マーケット考察】2023.5.2
米国株式相場は反落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比46.46ドル安の3万4051.70ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は13.98ポイント安の1万2212.60で引けました。ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比2億5997万株減の8億0050万株。
米連邦預金保険公社(FDIC)が実施した緊急入札にJPモルガンが落札し、JPモルガンは、経営難に陥っている米地銀のファースト・リパブリックを買収。ファースト・リパブリックの1039億ドル相当の預金すべてを引き受け、2291億ドル規模の資産の大半を取得することが決定しました。
JPモルガンがファースト銀を買収したことが好感され、金融システム不安は後退。ダウは上昇して取引を開始しましたが、マイクロソフトなどハイテク株が引けにかけて下落したことが押し下げ要因となりました。
マクロ経済指標に関して、4月の #米製造業購買担当者景況指数 ( #PM I)は47.1と市場予想を上回り6月以降も連邦制度準備理事会(FRB)による利上げが続くとの観測が強まったことで、長期金利が上昇しました。とは言え、依然として50以下のマイナス圏の推移から鑑みますと、製造業全体の下振れ感は続いていると思われます。
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