【ポケモンSV S22 シングル 最終順位941位 R1943】両刀マスカーニャ軸スタン【構築記事】
はじめまして、けんと申します。
S22(初めてのレギュレーションH)お疲れ様でした。
ポケモンSVから本格的にランクバトルを始め、目標として掲げていた最終3桁順位を達成したため、構築記事を書きました。最終3桁順位を達成したことがない方や、レート1900を超えたことのない方など少しでも多くの方の参考になれば幸いです。
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【最終結果と使用構築】
【実数値】
・ガチグマ(赫月) :220-×-150-155-118-72
・カイリュー :187-204-116-×-121-111
・サーフゴー :244-×-157-154-115-106
・ガブリアス :215-166-118-×-120-137
・マスカーニャ :151-153-90-133-81-168
・アシレーヌ :175-×-103-195-140-62
【構築コンセプト】
・メイン技に命中不安技を採用しない
・使用率上位の強いポケモンを採用して相手の基本選出を誘導させる
・ママングライ又は受け構築に負けない
【構築経緯】
思い返せば初手選出のブリジュラスに悩まされ続けた1か月でした。個人的にとても憎いブリジュラスを予定通り初手選出させて相手視点で読まれにくく、全ての型の初手ブリジュラスに対面で勝てるポケモンを探すところから構築を組み始めた。
■採用条件
① 2発で確実に倒せる(1発目はイバンのみ圏内に入らない程度のダメージ)
② 物理→特殊で攻撃することで相手視点で2発目を耐えられると認識させる
③ ブリジュラスを倒した後に相手の積みポケモンの起点にならない
上記の条件を満たすポケモンを可能な限り使用率上位のポケモンから模索したとき、両刀マスカーニャが全ての条件をクリアしていると信じて両刀マスカーニャ(挑発持ち)を採用した。
次に対策したいのがママングライ系統の構築だが、基本選出でなるべく崩したいため、ラムのみ身代わりカイリューとついでに雨パにも強い水テラスガチグマ(赫月)を採用。
ここまでで9月下旬頃から流行っていたAキュウコンが重すぎるためタイプ相性的に強そうなサーフゴーを採用。(ガチカイサーフセットで並びのオシャレポイントが非常に良い◎)
次にステロを撒くことでカイリューやウルガモス、後発の頑丈ブリジュラスや襷持ちなど様々な構築に強くなるため、読まれにくいポケモンの中から比較的強そうなステロガブリアスを採用した。
最後にこれまでで厳しいアシレーヌ、サザンドラ、ウルガモスに強くするためアシレーヌを採用した。(ママンボウ絡みに強くするため素早さ個体値を下げた)
【個体紹介】
■ガチグマ(赫月) @ オボンのみ
《調整》
HB
・意地オオニューラのインファイトを確定耐え
・意地カイリューのスケショ×5を確定2耐え
HD
・控えめガチグマ(赫月)のノマテラブラムを確定耐え
・控えめブリジュラスの眼鏡流星群を確定耐え
最強のクマ(証なし)、シーズンの序盤からずっと使い続けた。最初は雨パ対策のHB欠伸として使っていたが、環境が進むごとに雨パの減少、ラムのみカイリューの増加、身代わり持ちポケモンの増加を感じたため上記の型のクマになった。
結果的に最終日上手くハマったのでよかったが、キョジオーンに対して無力であることから選出されなかったのは運が良いポイントその1である。
テラスタイプは雨パとセグレイブ受け、サーフゴーのゴルラ受けのため、みず。
選出率 第3位🥉
■カイリュー@ラムのみ
《調整》
A 特化
S+1 最速サザンドラ抜き、+2 準速ドラパ抜き、準速95族(イエッサン♂、ヒスイバクフーン)のスカーフ抜き
余りH.B.D
最強のカイリュー(証持ち)、シーズン中旬頃まではミミガチグマや雨パが多く厚底ブーツ持ちのノマテラ神速型で使用していたが、グライオンの増加に伴い最終日にグライオンに負けたくないためラムのみカイリューに変更した。
また初手にステロ撒きを誘いたいことや、構築をよくある並びだと相手に認識させるためにもカイリューは間違いなく必要なポケモンだと思う。
テラスタイプは一致効果力テラバーストを使うため、ひこう。
選出率 第1位🥇
■サーフゴー@たべのこし
《調整》
H 16n+1のたべのこし身代り効率
HB 無振りママンボウのクイタン×2で身代りが壊れる確率が24%
S 申し訳程度の同族意識
余りC.D
ガチカイサーフと並べたら強そうな構築に見えるでしょ!(単純)
主にAキュウコン入りと受け構築に選出する。隠密マントに逃げないキョジオーン対策。命中不安技である気合玉は普段であれば絶対に採用しない技であるが、7割の確率で勝てる試合が増えると考えた時に最終日だけは採用してもいいのかなと思い採用した。気合玉を外したのが1回だけだったので、とても運が良かった。
日頃の行い大切、運が良いポイントその2。
テラスタイプは地面技を無効にするため、ひこう。
選出率 第6位
■ガブリアス@でんきだま
《調整》
HD
・控えめガチグマ(赫月)のブラム+しんくうは耐え
・控えめサーフゴーの眼鏡ゴールドラッシュ耐え
S 準速サーフゴー抜き
BD ポリ2のダウンロード対策
読まれにくい起点作成ポケモン。月末に初手ガブリアスからステロドラテをされる事が多く、強かったので真似をした。(ドラテは殆ど打つ暇が無かった)
自分の構築に高速アタッカーがいないので相手の素早さを落とす要素が必要だと思い、電気玉を投げつけることを決意した。決して相手が痺れることで運勝ちをしたい!!という邪な考えで電気玉を投げていないことだけは理解してほしい。
テラスタイプは相手のスケイルショットを無効にするため、フェアリー。
選出率 第5位
■マスカーニャ@きあいのタスキ
《調整》
A あまり
C なるべく高く
S 最速100族(ウルガモス、イルカマン、ケンタロス)抜き
初手ブリジュラスを絶対に許さない。この一心から誕生した両刀マスカーニャ。初手でブリジュラスに対面したときは大きく分けて3パターンある。
1ターン目 けたぐりを選ぶ。ブリジュラスが
①HBの場合 34.5%〜42.6%程度のダメージ
②HDの場合 46.7%〜55.8%程度のダメージ
③無振りの場合 55.8%〜66.7%程度のダメージ
2ターン目 はどうだんを選ぶ。ブリジュラスが
①HBの場合 73.1%〜86.3%程度のダメージ
②HDの場合 48.7%〜57.9%程度のダメージ
③無振りの場合 63.0%〜76.4%程度のダメージ
上記のダメージ計算結果から初手の展開用ブリジュラスに対しては概ね勝てることがわかる。
なお、倒すのが難しい型のブリジュラスはHDチョッキ持久力、HBチョッキ持久力などの突撃チョッキ持ちである。突撃チョッキ持ちは展開用のポケモンではないため役割対象外であるので一旦考慮外とする。
構築経緯で説明したとおり、持久力ブリジュラスがけたぐりのダメージで2発目も耐えられると判断して居座る場面が予定通り多かった。最終日は全ての対戦において、2ターン目の波動弾で倒すことができた。
技構成について、起点回避の挑発が思った以上の活躍をしたので元々考えていた、なやみのたね(ポイヒ意識)を採用しなくてよかったと思う。
テラスタイプは神速など多くの先制技を無効にするため、ゴースト。
本構築のMVP
選出率 第2位🥈
■アシレーヌ@イバンのみ
《調整》
C 特化
HB 陽気ガブリアスの鉢巻地震を93.75%耐え
HD 控えめサーフゴーの眼鏡10万ボルトを確定耐え
S 最遅ママンボウ抜かれ
過去シーズンで結果を残した型を参考にした。
元々サザンドラを採用していたが、構築経緯で説明したとおりサザンドラ、アシレーヌ、ウルガモスが重たいためアシレーヌに変更した。
アシレーヌの中で一番火力が出せる型を探していた、イバンのみハイドロカノンが目に留まりこの型を採用することにした。
S個体値を下げることでママンボウ絡みの構築に対して、クイックターン後裏のポケモンに良いダメージを与えることで勝ちに繋がる対戦が多く、素早さを下げて正解だと思う。
テラスタイプは火力を上げるため、みず。
選出率 第4位
【選出パターン】
初手はマスカorガブorアシレしか選んでないです。
選出パターンは振り返ってみたら下記の通りでした。
■基本選出
・マスカ+カイリュー+ガチグマ(赫月)
※ブリジュラスがいるとき
・ガブ+カイリュー+ガチグマ(赫月)
※ステロがほしいとき
■ママングライ系統
・アシレ+カイリュー+@1
※ママングライ同居パターン
・マスカ+カイリュー+@1
※グライ単体パターン
【苦手なポケモン】
・アーマーガア
ガチグマ(赫月)、カイリュー、ガブリアスがアーマーガアに弱い型なので本当にキツかった。S22で上位にアーマーガアが多そうなので対策をしたほうが絶対に良い。
・Aキュウコン
流行っていたAキュウコン+ガブリアスorセグレイブ+ブリジュラスが厳しい。流行っていたことを元々知っていたため対策が甘かったのは大きな反省点。
・コノヨザル
毎回相手の構築にいる度に選出が歪んでいた気がする。こればっかりはプレイヤーとしてコノヨザルとうまく付き合っていく必要がありそう。
・ ラウドボーン
上記に挙げたアーマーガアと組んだラウドボーンが特に苦手。受けポケモンに対して強く構築を組むと言いつつここらへんが苦手なのは改善点の一つだと思う。
【さいごに】
※自分語りがほんの少し続きます。構築だけ見に来てくださった方はここまでご覧いただきありがとうございました。
質問等ございましたら、Xまでご連絡ください。
さて、ポケモンSVが発売されてから3ヶ月目のS2で最終3桁順位を取り逃がしたのが1年8ヶ月前。随分と長い月日が経ったように感じます。
S2最終日
1月31日 21時 889位 → 2月1日 7時半頃 3629位
最終日の成績 22勝30敗 最終レート1872
S2の最終3桁順位がレート2027なので最終日潜らなければレート2000は超えていたのでは?と永遠に後悔していた。
あの頃とは生活環境もガラリと変わり、発売当初よりもポケモンの育成や対戦に時間を充てるのが難しくなったことで、レギュGルールのS18以降ポケモン対戦に対するモチベーションが下がっていました。
しかし8月下旬に普段から交流がある方々とレギュHルールで仲間大会を行い優勝したことで「このルールで結果を残したい!!」という思いが強くなり、ポケモン対戦最後の挑戦の気持ちで9月は臨みました。
初旬、レギュレーションHが始まってからというもの、全く勝つことができず10000位から40000位を彷徨う日々を過ごしていました。仲間大会で優勝したのに…なんで…?!と苦労していたのが懐かしい。
中旬、ようやく1ロム目をレート1700に乗せるので精一杯。2ロム目に関してはいくら頑張っても35000位から上げることが出来ず、早い段階で1ロム特攻する事を決意。
下旬、5月にチーム戦の仲間大会を一緒に参加した方々と初のオフ会。この日までには何とかレート1800は達成していた。美味しいご飯をたくさん食べたオフ会を経てモチベーションを上げることに成功した。(このときは対戦数200戦程度と周りに話していたが、既に450戦くらいしていた。学生がテスト前に昨日勉強してねーわーって言うやつと同じ気持ち)
最終日までは壁構築を使っていたが、最終日前日にレートを1700付近まで落としていてこのままだと勝てないと思い、構築を丸ごと変えることにした。
最終日構築が完成したのは当日の20時くらい、ここから試運転なしで挑むのは抵抗があったが、体力が続く限り潜ることを決意。
早朝4時半頃に訪れた初3桁チャレンジでランキング11位(4時半頃の段階で)の方と最終戦。最終日にランキングがとても上位の方と対戦相手が決まったときのワクワク感やヒヤヒヤ感、ランクバトルに取り組んでいる方なら共感できると思いますがとても緊張していたのを覚えています。(就活の面接時よりよっぽど全身から汗が出てた気もする。)勝ったときの瞬間を振り返ると、やっぱりポケモン対戦からしか得られない喜びがあると思う。これだからポケモン対戦を辞めるのは難しいね。
結果的に最終日の早朝4時半頃まで潜りギリギリ最終3桁順位のボーダーライン(毎月予想してくださる方がXに掲載しているもの)を超えることができたので、一旦休憩して8時59分までお祈りすることにした結果、悲願の最終3桁順位を達成することができました。(結果報告ポストに反応してくださった方々ありがとうございました。とても嬉しいです。)
自分の中でずっと後悔があったS2の最終日潜らなければ目標を達成出来ていたのでは…?という未練の様な呪いのような、呪縛からようやく解放された気分です。たまたまですが当時使っていた構築と今回の並びが似ているという…笑
(そもそも真剣にランクバトルを始めてから2ヶ月目で最終日に3桁到達してることが十分すごい説はありますが。過去の自分をもっと褒めたい。)
ここまでご覧いただきありがとうございました。本格的にランクバトルに取り組むのはこれで最後かもしれないですし、ひっそりやってる可能性もあります。まあ、元々毎月潜ることはなく新しいルールの1.2ヶ月くらいしかやらない方ではありましたが。
ポケモン自体は好きなのでより良い付き合い方を見つけて、生活に影響が出ない程度に楽しんでいきたいです。今後もブルレクや鬼退治、仲間大会のお誘いなど気軽にお声がけいただけると幸いです。
【Special Thanks】
・いつも構築相談に乗ってくれる人生まっさらもちのひげまるさん、ティモさん、すずさん
・フレ戦でスタンについて深く教えてくれたFさん
・ まっさらもちを無償で恵んでくれたみずほさん、Nissyさん、Mukさん、shiroさん
質問等ございましたらXまでご連絡ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。