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変わっているから面白い。~県立越谷北高校ジュクセツ~

※この記事は,きのしたが運営する学習塾【教学館】のブログに6/12に掲載した記事に加筆・訂正したものです。※

6/12に実施された埼玉県立越谷北高等学校のジュクセツにうかがった。

越谷北高校,親しみを込めて越北と呼ばせていただくが,越北は東武スカイツリーラインせんげん台駅東口から徒歩で約20分のところにある,普通科と理数科を有する県立高校だ。
公立私立併せて,ウチからは最も近い高校だ。

昨年うかがった際には,主に理数科の説明と理数科の生徒さんの様子(放課後の)を見学させていただいた。
⇒昨年の記事はこちら。
今年は,普通科も含めてお話をうかがえて,授業見学をすることもできた。
(*´-`) .。oO(とても勉強になりました。ありがとうございました!

さて。
越北の2024年度(この春)の進学実績には,正直,驚かされた。
埼玉大,筑波大,千葉大が国公立の合格者数TOP3なのだが,合わせて55名の合格者(=進学者)となっている。
2023年度が15名,2022年度が31名となっているので,かなりの躍進だ。
進路指導主事の内田浩光先生によると,
「『越北に入ることがゴールではなくスタート』『高い目標・高い志を持つ』ということを徹底し,日々の学習に取り組んできた成果ではないか。」
とのことだった。
逆に言えば,日々,学習に取り組める環境があるということ。
確かに,授業見学をした際にも授業のレベルの高さを感じることができたし,校内の掲示物一つとってみても知性を感じることができた。

知性の溢れ出る掲示物①。
知性の溢れd(略)②。台湾の高校との交流で贈られたアチラの言語の周期表。
校舎の外観は年季が入ってるけど,中は明るくて気持ちが良い。

越北の生徒さんたちは「変わり者(≠変人)」が多い。もちろん良い意味で。
いやいや。
昨年は片野校長(当時)が,今年は桑原三季教頭がそう仰るんだから間違いない。
知的好奇心が旺盛である,と言い換えてもいいかもしれない。

理数科主任の中川大樹先生は
「中学時代,理数系,特に数学が好きだ・得意だというと変なやつだと思われる。」
と仰っていたが,ソレ,とてもよく分かります。w
(※当方,数学科出身。数学は苦手だったけど好きだった。w)
勉強が好き(≒知的好奇心が旺盛)なコたちの立場が向上するのは受験期になってからで,それまではスポーツができるコたちの方が持て囃される。モテる。w
周りの目が気になるオトシゴロの中学生にとっては,自分が『変わり者』だと思われたくない。
なので,どうしても自分を抑え,「息苦しい」日々を過ごすことになる。
それも個性なのにね。

だが,越北では「変わり者」が排除されない。
学校が「変わり者」を応援してくれる。
「変わり者」で居られる土壌がある。
中川先生によれば
「特に理数科は尖がったところのある生徒が多い。」
とのことだ。
うんうん。よく分かる。w
昨年の説明会のときの理数科の生徒さんたちも,ある意味,尖っていた。
でも,それを許容してくれる懐の深さが,越北にはあるのだ。

校内で,このあたりにいるはずのないカメムシ(ヤエヤマアカナガカメムシ)を見つけた生徒さんがいた。
そのことを先生に相談すると,専門家の先生に問い合わせてくれた。
「カメムシ?そんなモンいいから,勉強しろ。」とはならない。
で,いろいろあって,今度その生徒さんの発見が,皆さんおなじみwの,あの『月刊むし』(むし社)に掲載されるそうです。
ほらね,めっちゃ尖ってる。w

「理数系が苦手だから,勉強したくて理数科に入りたいんです。」
という受験生がたまにいるそうだが,
「そういう生徒に理数科は大変だと思う。」
と中川先生も仰っていた。
このnoteは受験生を意識したものではないけれども,あえて越北を希望している中学生の皆さんに一言伝えておくとしたら。
どうか,ちゃんと学校とコースの特性を見極めてから越北を希望して欲しい。
生半可な思いで越北に入ったとしたら,きっと苦労する。

…あれ?二の足を踏ませてしまうかも?
営業妨害か?w

授業見学後に,学食で食事をした。
(予約して,400円で購入した。利益供与ではない。)
スパイスの効いたカレーでおいしかった。
大盛無料だそうです。

根岸先生が食べてた唐揚げ丼もおいしそうだったし,どれも食べたかった。w

食後に新聞部の部員さんから取材を受けた。
「越北の授業見学をしてどう思ったか。」
「学校見学の際に何に注目しているか。」
など,いくつかの質問に答えたのだけれど。

いやあ。ww
頭の良い子だったなあ!
物怖じしないし,受け答えもちゃんとしているし,何より溌溂としている。
昨年のブログにも書いたけれど,越北の生徒さん達って溌溂としてるんだよな。
⇒昨年の記事はこちら。
大変貴重な体験でした。
どうもありがとう。

写真左は教育ジャーナリスト梅野弘之先生。

変わり者の多い越北。
書いてて気がついたのだが,きっと変わってる先生方も多いのだろう。
学校も変わってるんだと思う。

でもね。
変わっているから魅力的で,変わっているから面白い。
越北に行くたびに発見がある。
やっぱりワクワクが止まらない学校だ。

食堂のこういうネーミングにもセンスを感じる。
おマヨ様。www

(*´-`) .。oO(この学校の面白さが分からないようじゃあ,まだまだ変わり者とは言えないな。w

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