haloat四畳半

6畳から思う事

9月です。はやい。夏が終わった。
「別に夏は好きじゃないけど、夏を構成する概念は好き」
っていった人は本当に賢い。
他にもそういうのあると思う。例えば……例えば……

Halo at 4畳半

さて、今回紹介するアーティストは『Halo at 4畳半』である。

知ってます?

2012年から活動しており2016年には百万石音楽祭やロッキンに出演、そして今年6月に日本コロムビア/TRIADより今秋メジャーデビューが決定した新進気鋭のバンド。

ちなみに「Halo」は銀河の外側の領域のことを「4畳半」は生々しい現実を差し、銀河の外側のような想像を超えるものと現実の間に位置するバンドでありたいというのがHalo at 4畳半の由来らしい。

賢すぎるな??

ちなみにタイトルの6畳とは僕の部屋の間取りのこと。


今回聴いて欲しいのはこれ!

「リバース・デイ」

ハイトーンボイスに憂いを含んだ歌声が特徴の彼ら。
実は熱い詞を歌っており、それに加えてストーリー性があるのが聴く人の共感を呼んでいる。


では今回は2番の歌詞から抜粋しながら紹介していこうと思う。


<吹き抜けた風にさえ託された希望はただ
宙を舞う盲目の鳥に啄ばまれてしまっていた>


「希望」は自分らを含む若い才能をもった人たちのことを指し、
「盲目の鳥」はそれらを管理しようとする大人を指していると考えた。

それを踏まえて「啄(つい)ばまれてしまっていた」という表現を読みこむ

「僕らを含む若い才能は大人たちの意向で抑圧されたり進む道を決められたりしてしまう」

という現状が読み取れた。
さらに

<それさえ僕らは気付かない振りをした
抗うことでさえ雲をつかむようだった>

からは、「だからといってその抑圧に対抗するような行動をするのも難しい」というもどかしさを感じた。

そして最後のメロ

<起死回生を願うだろう 僅かでも見える希望
どこまでも飛べるだろう 再会を果たすその日まで
離れた思いの軌道上で 巡った思いの答え合わせをしよう
残された生命を君と歌っている リバース・デイ>

「再会」とは先ほど出てきた「盲目の鳥に啄ばまれた希望」との再会を指しているのではないかと考えた。

つまりここの詞は

「大きな舞台で自分たちのやりたいことができるようになるまで何回だって挑戦してやるし、鼻で笑ってた奴らをぎゃふんと言わせてやるから見てろよ!」

くらいの熱いメッセージが歌い方と曲名のリバース・デイ(Reverse:逆転)が相まってひしひし伝わってきた。

実際この曲を出した次の年の2016年、ロッキンや百万石音楽祭に出演している。

当人でないので予想だが大型フェスの出演だけが彼らのReverseではないだろう。

そして今秋メジャーデビューを果たす。彼らは確実にオセロの駒をひっくり返している途中だ。

まさに今彼らはReverseの渦中にいるのだろう。僕も負けてられない。そう思わせてくれるような1曲になっている。

ここまで読んでくれたのなら迷わず彼らを検索し、聴くべきである。

それでは、また

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