写真散歩 1/30 〜エチオピアの珈琲が飲みたくて
「わたしだけのアイリス」(源 孝志 著・河合書房新社刊)を読み終えて、エチオピアの珈琲が飲みたくなり、いつもの喫茶昭和堂へ。
この本は、現在NHKで放送されている連続ドラマ「True Colors」の原作である。
このドラマについては、以前noteにも書いたが、作者もコーヒー好きらしく、随所にコーヒーの描写がある。
主人公の立花美咲は、コーヒーにも拘りがあり、自分で淹れたコーヒーが一番好みにあっているらしい。
小説の中でもこんなくだりがある。
晶太郎というのは天草時代の美咲の同級生。美徳先生は美術教師で、サイフォンで美味しいコーヒーを淹れる。
コーヒーとフィルムカメラが随所に登場するこの小説。
近々、noteでも紹介します。
そんなわけで、エチオピアの豆のコーヒーを飲みたくなったが、ウチの豆のストックは、ブラジルとケニヤしか無い。
今日の散歩コースに喫茶昭和堂を入れよう。
今日のお供はNikon D5300に40mmの単焦点。
最近、このカメラに手を伸ばすのが多くなったのは、このシャッター音を聞くと「カメラを撮っている」という気にさせてくれるからか。
まずは、今朝の富士山から。
先日、モノクロ縛りで使ったままの設定になっていたが、そのまま今日もモノクロで行く。
エチオピアといえば、かつてはモカが有名だったが、モカというのはエチオピアの隣国イエメンの港の名前で、ここから輸出されるエチオピアとイエメンのコーヒーを総称してモカと読んでいたらしい。
2000年台からは、世界的にコーヒー業界もサードウエーブ(第三の波)と呼ばれる新たな流行が現れ、生産国だけでなく、地区や農園にこだわった豆が好まれるようになった。
そこで出てきたのが、エチオピアではイルガフェチェである。イルガフェチェとはエチオピア南部の村の名前で、良質なコーヒー豆を産する。
イルガフェチェの入ったカップを口元まで運ぶと、まずその独特な華やかな香りが楽しませてくれる。
そして、一口飲むとまろやかな酸味が口の中に広がり、後味がすっきりして、何杯でも飲みたくなるクセになる味だ。
美味しいコーヒーをいただいたところで、散歩の続きを開始して自宅へ。
モノクロばかり続けたが、最後に本日の夕景が綺麗だったのでカラーで3枚。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございます。