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【考察】 新作映画への伏線!? ポケモンの新たな動きについて

こんにちは、ケンです!
今回は、2025年を迎えてから初の記事投稿となります。

突然ですが、昨年12月ごろにXでこちらの投稿があったのはご存じでしょうか?

引用 https://x.com/Pokemon/status/1866845745313136673?mx=2

このポストでは、ポケモンが新たな映像作品を2027年公開予定とのことですが、私は新作映画への伏線ではないかと考えました。これは一体どういうことでしょうか?

ここからは、発表の概要やそこから読み取れる内容、そして今後考えられるシナリオについて考察していきます。ぜひ最後までよろしくお願いします!

⚠️この記事はあくまで考察なので、事実とは異なる場合があります。予めご了承ください。

発表の概要

まず初めに、今回の発表について紹介していきます。

日本時間の2024年12月11日の午後11時ごろ、海外のポケモンX公式アカウントにて、アードマン・アニメーションズ(以下、アードマン)と共同で「特別プロジェクト」に取り組んでいることを発表しました。

アードマンはイギリスを拠点に置くアニメ制作スタジオで、「ウォレスとグルミット」などのストップモーション・アニメ(別名、クレイアニメ)を生み出してきました。

[a]~[b]

ちなみに、クレイアニメは粘土で作ったキャラクターをコマどりで撮影する手法で、日本ではNHKのプチプチアニメ『ニャッキ』が有名です(懐かしいですね!)。

©Y・ITO・NHK・NEP

2005年10月にアメリカで公開された「ウォレスとグルミット」初の長編映画『野菜畑で大ピンチ』では、アカデミー長編アニメ賞を受賞するといった実績も残しています。

また、2025年1月3日からはNetflixで新作映画『仕返しなんて怖くない』が配信されました。

[c] 約19年ぶりの長編作品となります

このプロジェクトは、2027年の公開を予定しています。現時点で映画になるのか、シリーズものになるのかは不明ですが、ポケモンによると「アードマンが独自スタイルのストーリーテリングをポケモンの世界に持ち込み、全く新しい冒険を繰り広げる」と声明を出しています。

読み取れる内容

この発表から読み取れることは、ポケモンが映像表現を広げていく中で、将来的に再び新作映画を公開することです

以前2部作で投稿したこちらの記事でもこの点について述べました。(とても長いですが、面白い内容なのでぜひ読んでみてください。)

現在、日本アニメは同じような話題作に偏りがちで、人気ランキングの上位を占める作品以外に注目が集まらない現象が問題になっています。ここから、既存の人気ジャンルに頼りすぎず、独自性のある表現に挑戦していくことが課題になっています。

近年のポケモンは、ネット配信を中心に新たなジャンルを開拓し続け、3DCGやカートゥーンなど、映像表現のバリーションが広がり続けています。

「ポケモン映画 徹底考察(前編)」より

2023年3月にサトシが引退してからはその勢いがさらに加速し、ポケモンの物語がどんどん多様化してきています。そこから、次の映画に相応しいアイデアを模索し続けていることが推測できると考察しました。

「ポケモン映画 徹底考察(前編)」より

「ポケモン映画 = アニポケ」ではない?

とはいえ、新アニポケの劇場版が来るのかと言われるとそうでもなく、リコ・ロイがサトシほどの認知度がないことや、OLMの人手不足が深刻になっている点から、次回作はリコ・ロイの映画にならないのではないかと予想しました(もし来てくれたら嬉しいけどね!)。

「ポケモン映画 徹底考察(後編)」より

でもちょっと待ってください。

たぶん多くの人は「ポケモン映画 = アニポケ」というイメージで定着していると思いますが、最近の傾向を見るとポケモン映画の在り方が大きく変わっているように感じます

2017年公開の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた』以降は映画オリジナルのキャラクターに焦点を当てた物語が主流となっていき、2019年公開の実写版『名探偵ピカチュウ』ではテレビアニメとは別路線のリアルなポケモンたちが世界中のファンを魅了しました。

©︎2019 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

©︎2019 Pokemon

ここから考えられることは、ポケモンが従来のテレビアニメに捉われない映像展開をしていることです

実は先ほどの考察記事では、次回作は全く新しい主人公の映画になると結論を出しました。様々な人物やポケモンが主役になっている作品が続々と登場している傾向から、次の映画はテレビアニメと異なるキャラクターが主役になってもおかしくないでしょう。

今後考えられるシナリオ

ここで話は戻りますが、今回発表されたアードマンとの共同プロジェクトで制作されるクレイアニメの詳細は公表されていませんが、仮にこれが長編映画だと仮定すると、とある可能性が浮上してきました。

それは、新生のポケモン映画が始動することです

従来の劇場版では、必ずと言っていいほど伝説や幻のポケモンが主役になってきました。しかし、それだけでは沢山の人にアプローチすることができず、新規参入の子どもや固定の大人ファンに限定されてしまいます。

[1]

そこで、より幅広い層の人たちにアピールするため、ネット配信を中心に様々なポケモンが主役の映像作品を展開し続けています。

今回のプロジェクトもその一つだと考えると、これまでの劇場版からガラッと変えた全く新しい映画になる可能性が高まってきました。そうなると、これまでに劇場公開してきたアニポケ映画が一旦終了する可能性も浮上してきました。

なお、両社はNetflixと契約を結んでいます。ストップモーションアニメ「ポケモンコンシェルジュ」や現在放送中のテレビアニメ「ポケットモンスター(海外では、”Pokemon Horizons”)」、アードマンは先述した「ウォレスとグルミット」の新作をリリースしているので、この共同プロジェクトもNetflixで配信されることが濃厚です。

そのため、今後ポケモンはNetflixで新たなシリーズを続々と展開していき、その流れで独占配信の映画も公開していくでしょう。

劇場公開への期待

「じゃあ、もう映画館でポケモンが見られないの?」と思うかもしれませんが、Netflixはあくまで映像プロジェクトの途中段階であり、最終的には新作の劇場公開を目標にしていると考えています。

もし本当に劇場公開するならば、ゲームや配信映画から大胆に離れ、大人でも満足できる深い物語にする必要が出てきます。そうなると、怖め要素が強めのホラーやリアルな人間ドラマなど、過去作では考えられなかったポケモン映画が来るかもしれません。

さいごに

誰もが安心して楽しめる映画はもちろん大切ですが、あえてハードな内容にして大人層を取り込むことも必要ではないでしょうか。新作が長らく途絶えていますが、あまり否定的に捉えずに新しい映画を公開するための準備だと思って期待していきたいですね。

これからも、ポケモン映画に関する新たな情報を追っていきますので、公式から気になる発表があり次第、どんどん紹介していこうと思います。

今回は以上です。
それでは皆さん、See you soon!

参考サイト

※ヘッダー画像引用元([α])

[α]  ポケモンと「ウォレスとグルミット」アードマンの特別プロジェクト始動、2027年に公開予定 | THE RIVER

『ポケモン』がクレイアニメ化!? 『ひつじのショーン』などで有名なアードマン・アニメーションズとのコラボ発表、2027年に“特別プロジェクト”公開予定 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

画像引用元
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku © Pokémon [1]

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([a]〜[c])

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