トヨタのカーデザインを考える その1
最近、トヨタのカーデザインが気になっている。といってもいい意味ではない。ものすごくかっこ悪いと感じるからである。そう思っているのは自分だけではないようで、売り上げが低迷していたプリウスの外観は大幅に変更されたようである。
一番気になるのは、やはりプリウスだろうか。あの不気味な形をしたヘッドライトを見るだけで、とても嫌な気分になる。すべてのデザインには理由があってしかるべきだが、あのヘッドライトの形状に何らかの意味があるとはとても思えない。
また、カローラなどで採用されているフロント部分の巨大な開口部も好きになれない。まるで歯茎をむき出しにして口を開けているようである。開口部だけが目立っていて肝心のバンパーが見当たらないのだが、安全性に問題はないのだろうか。
トヨタのカーデザイン全般に言えるのは、シンプルさの欠如である。とにかく意味不明な凹凸が目立つ。なんとか未来感を出そうとして、3Dソフトを使っていじっている感がひしひしと伝わってきて、レクサスの高級車ですら安っぽく感じる。
トヨタのデザインがこうなってしまった原因の1つは、車種が多すぎることではないだろうか。差別化するために個性的なデザインにするしかないことは理解できるが、行き過ぎた奇抜なデザインは見る人を不快にさせることも忘れないでほしい。