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なぜ実績ゼロの農家さんがLineで売ると”11倍”売れたのか?【前編】

こんにちは、LineマーケターのKENです。

今回のテーマは「農家 × Line」です。

Lineとはいっけん関係がなさそうな「農家さん」に焦点をあてて、

作った野菜をどうやってLineで売るか? 
どんな工夫で売上をあげるか?
そのためには何が必要なのか?


についてご紹介します。


今回ご紹介する農家さんは自己サイトを持っています。
でも販売歴はほぼゼロ。年に数回知人からの注文があるだけです。

公式Lineも40人ほど友達がいますが、
登録しただけで、配信することもなくうまく売り上げに貢献できていません。もちろんLineからの注文もゼロです。

ところが今回、Lineをうまくいかして運営すると
たった一晩で「0→11」です。

ざっと11倍です。

それにしてもすごい販売率。


「いや、オレは普通に11ぐらい注文あるよ」
という人もいるかもしれません。

「そんなわけねーよ」って
いう人もいるでしょう。

でもLineをまったく運用できていない人からすると
一晩で11なんて夢の数字となるわけです。


そこで今回は・・・

なぜLineを使うことになったのか?
どのようなメリットがあるのか?
どんな見せ方をすればいいのか?
苦手な私でもできるのか?

このあたりに悩む農家さんを焦点に
話を掘り出していきたいと思います。


最後まで読むと「売り方がわからない個人農家」さんが
Lineを使って売れるコツがわかるようになります。


まずはじめに、

このnoteは1章~4章の構成になってます。

【前編】
第1章
「一人じゃ無理。ハンパない作業量で販売/営業お手上げの農家の現実」 
第2章
「ユーザー数/開封率がダントツ。Lineに販売/営業も任せたくなる理由」

【後編】  
第3章
「一晩で0→11達成!見せたのは”イメージ”。お客の感情を刺激する劇的な方法」
第4章
「最後はリスト、そのために今やるべきこと」

にわけています。
 

1章 一人じゃ無理。ハンパない作業量で販売/営業をあきらめた個人農家

①個人農家さん紹介


今回ご紹介するのはFarm Samさん
地方のある個人農家です。

数年前に脱サラし、新規就農として地元で野菜作りをはじめたSamさん。
以下のような条件でこだわりの野菜を作っています。

・完全無農薬
・化学肥料もなし
・殺虫剤もなし

そんなこだわりのある野菜はというと

きれいなニンジンですよね?
いかにも「オーガニック野菜」っていう感じでしょ?
もちろん甘くてとってもおいしいと大好評です。

雨や湿気が多い日本の気候の中で無農薬や殺虫剤も全く使わず、このようなきれいな野菜を作るって本当に至難のワザなんです。

夏になれば、虫との闘いが始まり、雨がふればすぐ畑が雑草だらけになります。そういう環境でも元気のいい野菜を作るためには栽培技術以上に、畑の維持管理がとても大変になるわけです。

ちなみにこの農家さんは季節ごとに約20種類の野菜類を生産しています。

20種類も季節の入れ替わりにすべての作業をこなすのは、すごく大変なことだとイメージできるのではないかと思います。

②半端ない作業量、これ一人じゃ絶対ムリ!


でも、オーガニックって響きはいいのですが「無農薬・無肥料」で作るやり方。その手間を考えると、実際はそんなに甘いもんじゃないんですよ。

ざっと見てもいくつもの作業工程を乗り越えないといけません。

・土づくり(野菜作りのかなめ。竹チップなどをたい肥に発酵させる)
・播種(朝晩のみずやり、病気の有無)
・植え付け準備(トラクターなどで耕す)
・植え付け
・草刈り(梅雨、夏場は重労働)
・収穫
・出荷準備(水洗い、値札、梱包)
・販売/営業(店舗、新規開拓)

↑↑↑
これ全部ひとりでやるんですよ! 

土づくり~出荷準備まではまだわかりますが、
それに販売と営業まで追加されると、これはもう一人では手一杯です。


③今の販売/営業の現実

Samさんが今している販売方法は3つあります。

①直売で畑で売る
②店舗やスーパーに卸す
③通販サイト

それぞれ問題点を見ていきましょう。

各販売方法もメリットはありますが、ここではあえてデメリットだけ書き出します。

・直売で売る

Samさんの友人や近所の方は直接畑に来て買ってます。
畑の他の野菜も見れるし、会話もできるし、風景がいいのでゆっくりしたくなりますよね。でもSamさんから見ると次の問題が出てくるわけです。

・お客さんの相手をすると楽しいが、時間を取られる。
・1人の購入量も少なく、そのたびに作業が中断される。

・町の店舗やスーパーで売る

・店舗によりシールやバーコードなどを準備して大変
・マージンが高く、利益率が低い
・週末は対面販売もすることがあり、拘束時間が長い
・他の安価な野菜と並べると敬遠され、売れない
・売れ残りは回収しにいかないといけない

なるほど、Samさんの立場からすると確かにそうかもしれません。


・通販で売る

Samさんは通販ように専用サイトも運営しています↓↓

不定期で購入してくれるお客さんもいますが、いつもお客さんがサイトを見て毎回買っていくまでには至りません。サイトを開かないといけないし送料もかかり、ハードルが高いわけです。主な問題点はこのようになります。

・わざわざサイトを開かないといけないし、毎回そこまでは見ない
・近場の購入者が多いので、送料がかかる通販で購入してくれる人は少ない

という感じなので、今の販売方法では効率が悪く、今後の売上の見通しも立ちません。


まとめると

・個人農家は農作業で手一杯
・販売/営業する時間と余裕がない
・その結果、売上がたたない

となっているのが問題点と言えます。

第2章 ユーザー数/開封率がダントツ。メリットを知れば販売/営業も任せたくなる理由

では第1章で上げた問題点をLineを使って解決できるのか?っていうことを深堀したいと思います。

①Lineのメリットをいかす

Lineは今日本人のほとんどが使っている連絡ツールです。下の図からもわかるようにLineのアクティブユーザーは9000万人以上、開封率は80%と言われています。

SNSというと、Twitterやインスタグラム、YouTubeをイメージしやすいですが、個人が使っているツールとしてはLineが群を抜いています。

最近ではメールや広告よりも、より身近な存在となったLineを使った販売/営業をする法人や事業所が激増しています。

それはLine最大の特徴である

・アクティブユーザー数の多さ
・開封率の高さ

このメリットだけを考えても、Lineを使ったマーケティングは確かに有効と言えますよね。私もあのLineの着信音が響くと「誰かな?」と無意識に反応してしまいますから。

②公式Lineアカウントについて

そのビジネス用のLineとして使われているのが「公式Lineアカウント」です。友達や家族との連絡で使っているふつうのLineとは違います。
誰でも簡単にしかも無料で作ることができます。

なので最近は、ユーザー数と開封率の高さのメリットを生かして公式Lineを導入している店舗や事業者が増加しています。

そして次にビジネス用に使えるツールが満載であるということ。

〇チャット機能
〇クーポン配布
〇アンケート機能
〇ステップ配信など

またリッチメニューと呼ばれるメニューを作成し、タップするだけで様々な情報を発信することができます。

これらの利点を生かして

個人農家さんが困っている「販売」と「営業」を
Lineで解決できるのでは?となるわけです

その具体的な実践方法を次に説明していきます。


>>続きは「後編」へ


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