「だったら、こうしてみたら?」で夢は叶う#8
「思うは招く」これは、「思う」という行為が状態を「招く」ということです。良いことを思えば、良いことが。悪いことを思えば、悪いことが起きるということです。今回は、何年か前に熊本市で開かれた植松努さんの講演会の内容を自分なりに解釈して、理解していきたいと思います。
僕自身が、実際に足を運んで見に行ったというわけではなく、YouTubeに上がっている20分くらいの動画を見ました。理由としては、ベトナムで参加したインターン先のビジネスファシリテーターの一人(トミー)が、僕にこの動画を紹介してくれたことがキッカケです。繋げてくれたご縁に感謝です。
植松努さんと言えば、北海道の植松電機を拠点に全国各地での公演やモデルロケット教室を実施し、人の可能性を奪う言葉である「どうせ無理」をなくし、夢を諦めないことの大切さを伝える活動をしています。その傍ら、自身も宇宙という夢を追いかけ続けているそうです。
植松さんは子供の頃、「私の夢」という作文について書かれたそうです。そこで「潜水艦を作って、世界の海を旅したい」と書いたところ、学校の先生から「東大に行けるほどの頭と金がないと無理だ。いい会社に入って、安定して楽してお金を稼げるような仕事をしろ」と言われたそうです。
小さい頃から、「失敗は良くない」という価値観を押し付けてくる周りの人たちによって、多くの子供は「失敗してはいけない、そのためにできる事しかしてはいけないんだ」と思い、夢を諦めてしまう。つまり、諦め方を知らなかった子供が、周りの大人に諦め方を教わってしまうんだと語っています。
人は誰しもが可能性を持っていて、ダメな人間なんて一人としていない。もし困難にぶち当たったら、成功率を高める方法、「だったら、こうしてみたら?」を考えることが大切。また、自分と違う人が居たら、バカにしたり、恥ずかしがったりせずに協力する。それが大きな力となることもあると言っていました。夢を諦めない人、夢に向かって頑張れる人が人の役に立った時、それが仕事になるのだと。
【できない理由を探すのではなく、できる理由を考える】
『私たちは何かをしてもらうためや、
諦めるために生まれてきたんじゃないです。
そんなことのために生まれたんじゃないんです。
僕たちは世界を救うために生まれました。
世界を救うのは簡単です。世界を構成する全ての人間が、
自分なんてと思わないだけで、世界は救われてしまいます。
今日から1人1人が出来る世界の救い方です。
だから、ぜひ今日から救ってください。
「自分なんて」と思わないでください。
そしてこれから先、僕らがやっていくべき事は、
できない理由を探すことではない、
できる理由を考えることです。
ただそれだけで世界はあっという間に良くなるんです。』
と最後に植松努さんは勇気のでる言葉で、この講演を終えられました。
動画を通して、僕自身も、夢=仕事なのか?求人情報誌から選ぶようなものだろうか。出来そうな夢しか見ちゃいけないのか。いや、違う。今できないことを追いかけるのが夢ではないのか?と強く感じました。夢を叶え、時間を忘れるくらい没頭する好きなことを仕事にするためには、日々意識しながら過ごして、挑戦し続けなければなりません。
挑戦するということは、当然ながらそこに失敗は常につきものです。でも、挑戦しなければ自分のやりたいことや好きなことが実現することは絶対にないし、成功を掴むこともないはずです。そのリターンとしてお金を稼いで、さらに自己投資をして、自分を成長させて進化する。
世界を変える原動力になる、と大逸れたようなことは言えないけど、教育に対する考え方と接し方は、凄く大切な要素なんだと感じました。子供と大人の上下関係ではなくて、同じ人として真剣に向き合う。ちゃんと聞いてあげる。まずは僕自身が周りの状況から見直していき、伝える。敵はいつも自分。日々弱い自分に打ち克つことから始めていきたい。