認知科学に基づくコーチング#10
こんにちは。またまた久々の更新です。
今回は、最近学んだ認知科学に基づくコーチングについて、マインド(脳と心)という側面から半端なく喰らい、成長したいのに成長できないカラクリが解けたような気がしたので、アウトプットもかねてまとめます。
途中、ぐたぐた感が否めないです。どうかご容赦ください。笑(画像はGOAL-Bさんの記事から転用しております。)
前提として、どこまで行っても僕たちは人。最高でハッピーな人生を送るために「現状の外側にGOALを設定」し、人としての原理原則を知ることがとても重要です。
結論を述べると、
・自分が身を置いている構造を知ること。
・マインド(脳と心)の働きを知ること。
理由として、
・過去に囚われないため。
・ホメオスタシスの力を使うため。
認知科学に基づくコーチングとは、エフィカシーを高め、GOALを設定しパフォーマンスを最大化させる技術で、認知科学に基づいたものなので、必ずパフォーマンスが上がります。
まず、世間で言われる現状の内側の目標設定(達成可能なモノ、ちょっと背伸びすれば届く目標)だと、ますます過去と現状に囚われる事になります。
「やりたいこと」ではなく、「いまの自分にできるか」で考えるということは、過去から現状の可能性で物事を決めることで、現状の最適化になってしまいます。
また、現状の内側だと周りの環境が作っている(先生、両親、学校、会社、インターネットなど)可能性があります。
「やりたいかどうか?」という自分が思うままに感じていることで決めます。つまり、心からやりたいこと。寝食を忘れて没頭するくらいやりたいこと。
これこそ最もパフォーマンスを発揮し、高い価値を作ることができる。心から達成したいと思う「want to GOAL」であることが大切です。
そして、GOALを達成するのは気合いや根性論ではなく、ホメオスタシスを上手く使うこと。
ホメオスタシスとは自分にとってのコンフォートゾーン(自分にとって居心地のよい空間や領域)、生命維持という目的において安全な状態から激しく変化しないように無意識が強制的に普段の状態、環境を維持しようとする働きを「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」といいます。
これを一般的なもので説明をすると「人間の体温調節機能」が分かりやすいです。人間の体は自分の健康を維持するために「常に一定の心地よい状態」を維持しようとする働きを持っています。
例えば、熱い場所では汗をかいて体温が上がりすぎないように、寒い場所では体を震わせて体温が下がりすぎないようにする働きなど。意識するかどうかに関わらず自分の体が勝手に心地よい安全な状態を維持しようとするのです。
「新たな挑戦」や「今までに全く経験したことのないもの」「大きな失敗からトラウマ化しているもの」などにトライする場合は、根性論のようなものを抜きにして不安や恐怖を感じてしまうのは、自分の現状からかけ離れたものを手に入れようとしたときにホメオスタシスが働いてしまい、現状から変わらないようにされて戻ろうとする作用が働くからなのです。
このように、ある目的的思考によって無意識のうちにGOALに向かい、成し遂げてしまうこと。ここでの目的的思考とは、目的論的なプロセスを使って前進して在りたい自分になること。
「気合い、根性、頑張る、努力」といったモノは瞬間の力を出させたとしても、長期的に観ればホメオスタシスの抵抗にボコボコにされて終わってしまいます。生活リズム(ホルモン)の機能によって逆らえないので当然です。
また、よく曖昧になるモチベーションとは、コンフォートゾーンに対して力が働くことで、そこにリアリティ(臨場感)を感じたときや何とかしないといけないという思い気持ちが盛り上がることで、「GOAL設定の結果」のこと。
よって、習慣化というものは中々崩すことができないし、新しいことを習慣化させるのは大変で、そこに意思の弱さやモチベーションなどが原因ではないということが分かります。
なので、人生全体で複数のGOAL設定(物理的環境、仕事、お金、健康、家族、人間関係、学びや自己成長、趣味など)をして、認知科学に基づくコーチングにより自分のコンフォートゾーン自体を変えて、「今のコンフォートゾーン」を「GOALを達成しているコンフォートゾーン」に変えてしまうことで、ホメオスタシスの働きを逆手にとって味方に付ける事ができます。
さらに、現状では達成方法が分からないくらい大きなGOALが正しいGOAL設定。なぜならGOALは設定した以上の結果にはならないからです。
設定した以上の結果が出てしまうと脳は無意識の力が働き、必ず元の位置(設定したGOAL)に戻そうという力が働きます。だから、GOAL設定ははじめからとことん大きくていい。
びよ〜んと伸びるゴムをイメージしてみてください。現状から近いところだとゴムの張力は弱く、ホメオスタシスは強く働きませんが、GOALが現状から遠くかけ離れたところにあると、ゴムの張力はとても強く働きます。
脳が強烈な違和感、危機感を感じ、GOAL達成のためにRASがフルパワーで自分が知りたい情報を収集するのです。なので、現状の延長線上ではなく現状の外側が重要だと分かります。
これがGOALでありリアリティ(臨場感)であり、コーチングによって変えることができる。そしてコーチングでは、GOALと現状にギャップを作りGOAL側を達成した自分および達成してる自分から見た現在の状況のリアリティ(臨場感)を高めることで、脳に現実ではなく「GOAL側の世界が現実だ」と判断させて、目の前に広がる物理的現実世界を合わせることを核とするのです。
RAS(reticular activating system、網様体賦活系)とは、選別フィルターのような機能のことで、自分の興味ある情報を記憶に残しやすくなり、「自分がこうなりたい姿やあり方、目的(目標)、良い言葉を明確にイメージする」ことでRASがそれに関連する情報を得ようとしてくれます。その結果、様々な物事を引き寄せ、思考は現実化していく。
そうすることで、GOAL側の視点から今の自分を観ると、「やばい、俺はこんなもんじゃない」と、ホメオスタシスの機能により無意識が働き始めて行動に移します。
極端に言えば、今への絶望と未来への希望を感じ、現状に満足いかなくなる。「現状の外側にGOAL設定」すれば、常に変革し続けられるということです。
まとめとして、コーチングとは「クライアントに正しいゴール設定をしてもらい、エフィカシー(自分で設定したGOALに対して、自分が達成することができる能力があると評価しているかということ。未来に対する根拠なき自信、自分の力を確信して信頼すること)を上げることで今のコンフォートゾーンから、GOALを達成することのできるコンフォートゾーンへ移行する作業のこと」なのです。
自分の中のWillとCanのGAPを強烈に認識して、高めまくり、普段からアンテナを巡らせ、コツコツ継続。ポジティブであること。当事者意識を持つこと。(小さくても)成功体験を積むこと。心の火を燃やして、毎日をぶち上げていきます!!