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雇われる側と雇う側の視点
前回の記事の続きになります。
まだ読まれていない方は先にこちらをお読み下さい↓↓
サトウからの問い合わせがあった時、
僕は悩みました。
『こんな若い子がうちでやって行けるのか?と。』
本人はもちろんブログやSNSを見ても、
僕が考えるメルリに入れる水準には明らかに達していませんでした。
あなたならそんな美容師歴3年の売上ゼロベース中途スタイリストを迎え入れることができますか?
雇われる側が新天地でやって行こうという思考や視点は、
僕自身が働く場所を転々としていたので良いも悪いもよくわかります。
ただ雇う側となるとその経験は僕にはまだ少なく、
また雇う為の準備や心構えなどたくさん必要な項目があります。
『給与形態』や『教育』をどうするかという前提のことから、
『広告』や『展開』など先々のことまでしっかり考えなければなりませんし、
人を雇うことで『お金』も『時間』も使わなければなりません。
そして人を雇うということは、
『その人の人生の柱を支える責任を持つこと。』
だと僕は考えます。
なのでとりあえず雇ってみて様子を見ようではなく、
雇うことで良い結果が出た場合悪い結果になってしまった場合、
将来的に一緒に働くことでどういうことを提供できるのか、
仕事での成長と共に人生の成長をどう考えてあげれるか、
よく「社員は家族だ。」と言う経営者がいますが、
他人に対して自分自身や家族と同じくらい考えてあげないといけないと考えるからでしょう。
それは会社の規模が小さければ小さい程だと思います。
それだけ一人雇うだけでも大きな変化が起きるわけです。
結果として僕はサトウを雇うことに決めました。
案の定スタイリストと言っても、
他所の環境で育っているので全てにおいて未熟な部分が多く、
毎日僕に怒られてましたね。
僕は基本的に自身の感情を大きく揺さぶるのが好きではない人間です。
穏やかに笑ってられるくらいを好むので、
あまり人を怒ったりするのは好きではありません。
お互いにストレスでしかない事を知っていますのでむしろ嫌いな行為です。
でもそのストレスを活かすことができるか、
方向修正を自身の判断でできるようになれるかどうか、
が成長への近道になるのであれば自身が嫌でも嫌われてもしなければいけないと考えました。
社長が嫌いな社員はいても、
社員に嫌われたい社長なんていないはずです。
雇われる側も雇う側もそれぞれの理解を深めて視野を広く持ち考えれるようになるのが理想です。
僕はサトウを見てスラムダンクの王者・海南大付属の神を思い出しました。
気持ちは高頭監督です。(読んだことが無い人は新装再編版の9巻に載っています。)
『大丈夫か?こんなヒョロヒョロした子が。(しかも天然)』
だけど彼は持っていました。
今なお見ていて僕には無い尊敬できる強みがちゃんとあります。
とても大事なことなので、
要望があればいつか有料noteででも書こうと思います。
そしてひと段落しないうちにまた新たな展開が待ってました。
続く。
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