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【合同チーム数など】東京都高校ラグビーフットボール大会参加チーム・校数の推移2023.4

東京都の高体連ラグビーフットボール専門部で公表しているデータを基に参加チーム数や参加校数を追いかけています。

3月24日、春季大会の組み合わせがリリースされました。
それに合わせて合同チームの編成も明らかになったので、その数値を加えた平成21年度からの推移です。

https://www.tokyokoutairen-rugby.com/kekka

1.大会参加校数・登録人数・単独参加校数

多く指摘されている通り、参加人数そして校数も減少しています。

2.合同チーム数・合同チーム参加校数

合同チーム、合同への参加校数は大きく変わっていないこともわかります。

3.大会参加チーム数

4.合同チーム、合同参加校数の比率

全体に対する合同チームの割合、また合同参加校の割合を出しています。

肌感覚として、もっと参加チーム数が少なくなるんじゃないか、合同チームが増えるんじゃないか、と思った割にはそうでもない。
と思う代もあったりしますが、それこそが中にいて気付きにくくなっていることでもあります。
やっぱり数字で見ても傾向は出ていますね。

ラグビー人口の減少というのはずっと指摘されています。
もちろん大きな課題ですが、参加校が減っていることの方が個人的には危機感をずっと持っています。ラグビーに触れることができる場所が減ってしまうから。人数が少なくても、そこにラグビー部があればきっかけになるかもしれない。

そんな状況の中で、高校ラグビーを取り巻く環境にも変化がありました。

・合同チームの参加を承認

人数の少ない学校にも道が拓けると歓迎する一方で代表校不在とならないための対策という面もあるのかな、、、と勘繰ってしまうところもあります。
国体のように都道府県の選抜チームでもいいのかもしれませんね。


・ラグビースクールでの高校カテゴリ登録可能に

これらが実際にどのような変化に繋がっていくのか。高体連の調査だけでは拾えないものも出てきますね。

強豪と呼ばれる学校には、登録人数を遥かに上回る部員数のところもあります。
そこにいても試合に出られるチャンスは限られるし、他に行った方が、、なんて思ってしまったこともありました。
ただ、多くの仲間がいてレベルに合わせたプレーができる、環境が整うという意味では楽しめる部分も多いのかなと思えるようになってきました。

そういう環境が学校という枠を越えたところでもできていくことが必要なのかなと感じています。

そんなことを思いながらも、サポートしている学校はどこも単独チームでの出場を念頭に活動しています。今大会は合同編成のところもあるけれど、これかの時期は大会もあるけれど、勧誘が重要案件でもあります。

ラグビーに興味を持って始める生徒とも多く出会うので、ラグビーを楽しめるようにトレーニングを含めたサポート、というのが自身としては変わらない役割でもあります。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。