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第104回【花園】調べ②~正月を花園で迎えるチームの体格

花園は2回戦までが終了しました。2回戦からはシード校も登場しています。
順当に勝ち進んだシードチームもあれば、1回戦から上がってきたチームに敗れてしまったところも。
また、2回戦では抽選によって次戦の出場権を決めなければ対戦も。他に決着させる方法は何かないものか、では何がいいのか。。。

今回の記事では、公式記録から体格データをまとめていきます。
「正月を花園で迎える」=「3回戦に進出する」ということになります。
ここまでの各チームを戦績別に分けて、それぞれの登録メンバーから平均体格を算出しています。

チームによっては1,2回戦両方のデータの平均になっています。

公式記録はこちらから


全体傾向

チーム全体、先発メンバーそしてリザーブメンバーの平均になります。この集計でみると、体格は大きな要因となりそうです。

PR,HO,LO

FL,No.8,FWD全体

SH,SO,CTB

WTB,FB,BKS

リザーブメンバー


リザーブメンバーについても同様にまとめています。しかし、ポジション編成がチームによって異なるところも考えられるので、あくまで登録背番号での比較、ということになるでしょうか。

16-20

21-25

対戦チーム同士での体格比較

1回戦

対戦チーム間でどのくらいの体格差があるのか、それを先発FWD/BKSの合計体重で比較しています。FWDは8人、BKSは7人の合計。
中にはFWDの合計(つまり、スクラムの合計ともいえる)で1人あたり10kg以上軽くても勝利を勝ち取っているチームもあります。しかし、多くはやはり体重が上回っているチームが勝利をしています。

【勝利チーム-敗退チーム】で算出

2回戦

1回戦に比べると、体重差はだいぶ解消されたようにみえます。それでもやはり大きな開きが生まれる対戦もあります。2回戦からはシード校が登場します。もちろん初戦から勝ち上がったチームにも体格的に優れているチームもありますが、そこまでは到達できていないチームもあります。

筋力差はわかりませんし、スキルの部分や細かいところの検証はできません。あくまで、体重という指標のみです。しかし、比較的測定方法で差が少ない部分での差はやは試合にも影響が出てきます。コンタクトは避けられませんから。

FWDにはスクラムがあります。この体重差が直接的に反映される場面。
日本では19歳以下では押せる範囲にも制限がありますが、それでも組み合ったときの体重差は大きな負担になります。これは軽いチームにとってだけでなく、重いチームにとっても。

チームによっては、1回戦と2回戦でも大きな差が出そうです。
初戦は相手を圧倒する結果になったけれど、2回戦では逆に自分たちが圧倒される側になる、ということも。

体格の小さいチームがいかに制するか

そんな視点もラグビーでは魅力の1つとして語られてきた部分もあります。
しかし、色々な部分での差が開いてきている現状で、それをどこまで容認していってよいのか。
全国大会である花園でもこのような状況なので、地区大会では、、ですね。安全面の担保をどう図っていくのか、、

1/1は3回戦

いよいよ明日は3回戦。
ベスト8をかけた戦いになります。
組み合わせはこちら

ここまでの試合からの比較です。
果たしてメンバーはどうなるでしょうか、それも楽しみ。

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小平健太郎
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。