応援される力
「応援されるチームになってほしい」
最初にこの言葉に出会ったのは大学のアメフト部をサポートしていた時。
部長だった先生が事あるごとにおっしゃっていたのを覚えています。
以来、何度もこの言葉に出会います。
昨日も高校生に向けて顧問の先生がおっしゃっていました。
強いから応援する、のか?
きっかけとしてあるかもしれない。
でもそれはきっかけで、そのまま応援を続けてもらえるかはそれ以外の要素も大きいと思うんですね。学校内ならば生活の様子、プロチームならば勝敗だけでなく色々な取り組みや発信してくれる情報など。
選手やチームを身近に感じてくれると応援しやすくなる。
トレーニングのサポートをしている立場だけど、完全なチームスタッフというには少し距離があるし、そうあるべきかなとも思います。先生と生徒は学校生活を共にしているのに対して、こちらからは見えていない部分も沢山ある。
チームオーダーに応えるということはあるけれど、それを超える何かが生まれる時にはやはりチームを応援したいという感情は不可欠なんじゃないだろうか、人間だもの。
選手のパフォーマンスだけじゃなくて、先生の思いやマネージャーの奮闘ぶりかもしれない。実力的には及ばず試合には出られていないけれど、そんな上級生がチームの中でしっかりと存在を示していることかもしれない(幅を利かせているわけではない)
なかなか素直に受け入れられずにもがいてる姿かもしれない
応援したくなるチーム、「仰星」
近年はお邪魔できていないけれど、東海大大阪仰星高校ラグビー部に年末伺ったことがあります。
何チームも集まって大人数の中、生徒主体で動いていく練習。
実力差が明白であるけれど、しっかりプレーしてくれる交流戦。
先生方のみならず、見学の方にも丁寧な応対のマネージャーさん達。
もちろんチームにもこれを行う色々な理由があると思います。
でも、そういうことを感じないくらいの対応。試合でもそう。
さらに菅平でもすれ違う人たちに丁寧に挨拶をしている様子。
両方見てたらやはり応援したくなるチームになる。
そうやって人が人を呼んで集めていくのかな。
チームの中で応援される
部活などでの出会いは偶然であり、奇跡のようなところもある。
同じ部活を選ばなかったら接点のなかった同士もいるだろうし、友達ではないかもしれない。でも、同じ目的に向けて「あいつが頑張っているなら」という思いをもたらしてくれる姿も応援される力。
応援されたい、応援されるために、、、と考えてもなかなか結果はついてこない。自分たちが懸命に生きること、
そして
自分が誰かを応援できなければ、応援されることもないのではないかなと思います。
なんか、色々なことに共通していることですね。
普段サポートすることが多い立場にいますが、それだって誰かが応援してくれているから成り立つこと。
日々をちゃんと生きようと思う。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。