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部活動に氷を:熱中症対策

この中で運動したくないなぁ、、と多くの方が思っただろう今日の気温。
気温だけじゃなくて、湿度・照り返し、そして風速も影響するのが暑熱環境で生じる熱中症。夏場だけじゃなくて、今の時期も充分に留意しなければいけない問題。
そんな環境を簡易的に計測できるのがこちら

測定環境によって変わってくるけど、状況を把握するのに重宝しています。日本スポーツ協会による指針はこちら(http://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid922.html
もちろん、数字に頼らずに感覚的に理解できるのが大事。運動する前の準備、とても大事。運動に入ってしまったら文字通り熱中してしまうこともあるので強制的に区切ることも大事だし、運動し始めてからの対処では追いつかないことも多い。

これまでの研究などによって基準が設けられているけど、一番の問題はその通りに運営できない場面があること。
大会の日程、会場の問題。高校・大学運動部でもこの問題は大きいのではないかな。しっかりとした環境で運営されているのは残念ながらごく一部。「原則中止」から「中止」となればその懸念は減る。

ただ、だからといって熱中症が起こらないわけではないし個人によっても違いはあるから、やっぱりそれだけには任せられませんね。

熱中症時の対応

そして周囲で熱中症になってしまった人が出てしまったときのためにこちらも読んでほしい。脇などを冷やすのでは不充分。

もちろん、その環境でやらないのが大事。それが必ずしも実行しきれていない現状は残念ながらあります。その中で、「こんな環境でやるべきではない」という声を上げることと、起こらないように・あるいは起きてしまったときの対処を正しく行うことの両方が大事。

個人的には
製氷業者と提携したりして会場に充分な氷を確保する
テントや扇風機を借りる

などのことが実現できないか。これだけでも随分違う。確かにお金もかかることだけど、そこは必要な投資なのではないかと思う。会場になっている高校などにそこまでの設備が揃っているわけではないし、コンビニのロックアイスでは。。

実際に他校の生徒が熱中症で倒れた時、本部から出てきたのは保冷剤でした。。なんてこともある。そこへのアプローチも大事ですね。存在感出すのがいいわけじゃないけど、必要なところは出ていかないといけない。事故が起きてから変わりました、では当然遅いから。



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小平健太郎
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。