大相撲の歴史を覗く-1~明治・大正期の幕内力士の体格~
ふらっと入った書店で見つけてしまいました。
「大相撲力士名鑑令和二年版: 明治から令和までの歴代幕内全力士収録」
https://www.kyodo.co.jp/books/isbn/978-4-7641-0716-8/
国技館が開場してからの幕内全力士のデータが収録されているそうです(買ってから知った)。100年以上にわたるデータなので、少しずつまとめてみようと思います。
明治・大正時代の力士数
調べていて重複する名前もあったので延べ人数ですが、160名。
・番付別データ
・BMI
この数字に匹敵するのはアメフトかな。もちろんラグビーでも近い数字は目にしますが。
大相撲も大型化が進んでいると言われていますが、ここから時代ごとにどのくらい変化していくか、、、データまとめの進度次第。。
各力士のプロフィールを見ていると色々と興味深い話も載っています。
・三河島事件(1923年)
退職金にあたる養老金の改善をめぐっておきた一件。その収束に警視総監が一任され、また調停に失敗した横綱が廃業してしまうという結末。
力士も労働者?退職金倍増要求で勃発した【三河島事件】~【大相撲トピックス】土俵内外で繰り広げられた歴史に残る力士の話~
https://oozumou-topics.com/worker/
・春秋事件(1932年)
年代は昭和ですが、大正期に幕内在位だった力士も関わっている一件。力士が協会に対して改革を要求し春秋園という中華料理店に立てこもって要求を行ったようです。
2つの事件はこちらにも掲載されています。
他にも廃業してから大道芸人になった方がいたり、剣道家になった方がいたりと色々な歴史を垣間見ることができるのはとても興味深いですね。この当時から続くしこ名があるのも長い歴史を感じさせます。「小錦八十吉」、そう、小錦関。彼のしこ名も6代目だったんですね。
数字を追っかけながら、歴史にも触れていこうと思います。
しかし、データ数が沢山。。
続く
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。