【花園予選】出場校調べ2024
まだ出場チームが決定しない府県もありますが、各都道府県の予選出場校数については、高体連のラグビー専門部また各都道府県協会・新聞記事などから把握することができました。
2019年度の99回大会から調査を続けている、定点観測です。
出場校数に加えて、合同チーム・合同編成参加校、そして高体連専門部の登録校数・登録人数も一部掲載しています。
出場総数
まず、47都道府県合計での数値推移をまとめています。
残念ながら、この年代での競技人口減少についてはラグビー関係者ならば身を以てかんじているところ。
これはラグビーだけの話ではありませんね。
2013年も決して多かった時代ではなく、既に競技人口減少が叫ばれている時代。そこから10年を経て、さらにその傾向は進んでしまっています。
2013年度との比較
2013年度のデータを基準に考えてみても、出場チームは2/3になっていることがわかります。
そして、合同チーム自体の数は大きく変わっていないといえるものの、そこに参加している学校の数は増えている。1つの合同チームを編成するのに多くの学校が参加しています。
参加種別割合
次に出場チームに対して単独チームと合同チームの比率を出しています。
出場チーム総数に対する、今大会のそれぞれの割合です。
全体の2割弱が合同チーム、ただしこれは地域によって随分と差があります。
続いて、参加学校総数に対して、単独参加・合同編成での参加にわけての割合です。こうみると全体の4割以上の学校が合同編成に参加していることがわかります。
単独チーム率・合同参加率の推移
単独参加、合同参加校の割合を①出場校数に対して②高体連登録校数に対して算出しています。
高体連登録校数に対しても4割が合同での参加。
花園予選は多くの学校にとっては一番人数が多い時期になります。
もちろん、春季大会あるいは7人制で「引退」の選択をする学校・生徒もあるので、一概には言えないですが。
その状況においても合同での参加が4割に達しているということです。
地域別推移
ここからは地域別の推移になります。
*画像をクリックすると拡大されます。
北海道・東北
関東
北信越・東海
近畿
中国・四国
九州・沖縄
今後も厳しくなっていくことが予想される、高校ラグビーの現状。花園予選も集大成の場として大切な場でもありますが、それ以外にも「ラグビーに打ち込める場」の確保が望まれます(望まれてほしい)。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。