タイトル-熱中症_運動に由来する疾患

学校での熱中症・運動に由来する疾病発生状況

学校安全webによる統計からは色々な情報に触れることができます。
旧来から言われている対策では不十分なことが指摘されている熱中症。その発生件数は以下の通りです(あくまで受給対象となった件数)。
全国規模でみると、、、ですが、防げるものであるだけに増加傾向にあるのはやはり対策が必要です。

・学校における熱中症件数

熱中症発生件数

各年代でみても熱中症による受給件数は増加しています。だんだん暑くなっているからなぁ、、って話だけではないとも思いましたがH30の数字が間違いじゃないか、、、と思うくらい多かったんですね。確かに暑かった。。

熱中症に関してはこちらにもまとめています。

・運動に由来する疾病

運動に伴うものの多くは負傷ですが、その負傷等が原因あるいは運動そのものが原因となって発生する疾病もあります。外傷等の結果、二次的に生じるもの、ということになりますかね。一定傾向ではないですが、脳・脊髄系の疾患は増加傾向にもあります。他にも年代で違いはあれば心臓系の疾患や内臓疾患など。。

運動に由来する疾病-1

数は少ないかもしれないけれど、部位を考えても大きな問題。脳振盪などもここに含まれると考えられます。
どの部位にしても生じてしまったら対応も特別なことが求められる可能性があります。事前の対策だけでなく、事後の対策も当然ながら必要です。

・運動に由来する骨・関節・筋腱・皮膚疾患

高校生年代ではこの数年でも増加しています。
小学校・中学校で同様の傾向がみられるわけではありません。
また、これは部活動に限定されたものではないので体育の時間や球技大会なども含まれますね。

運動に由来する疾病-2

・運動に由来する精神疾患、その他

運動に由来する疾病-3

全体的にみていくと高等学校ではどの項目も増加傾向にあります。ここの違いは何でしょうね。。

帳票からは学年・男女別・曜日別・時間別などのデータもあります。
色々な視点から学校安全についてみていくことができるのではないかなと思います。

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小平健太郎
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。