「ラグビーができる場所」~地域別×年代別チーム数~
アクセスいただきありがとうございます。
スポーツや部活動に関連するデータをまとめています。
関わっていることもあり、ラグビー多めです。
今回は「ラグビーができる場所」について調べてみました
まえがき
2015年W杯でのJAPANの躍進の後、「W杯効果」が競技人口にも繋がることを期待した関係者も多かったと思います。
小学生などのラグビースクールへの問い合わせが増えたというニュースは耳にしたけれど、高校では増えなかった。
「見るスポーツ」としてのラグビーは広がりつつあるけれど、「するスポーツ」という部分での難しさを感じました。
中学校でのラグビー事情も。厳しい状態です。東京でも連合チームに参加する学校が多くあります。その中でもこちらの記事にある通り、様々な取り組みが行われているものと思います。
今月号のラグビーマガジンでは、ラグビースクールの数が都道府県毎に記載されていました。
これらの集計と、中体連ならびに高体連のデータを併せてみました。
情報源はこちら↓
ラグビーはボールがあればできるよ!と言われるかもしれませんが、今回はチームをさしています。
まとめ
・全国のラグビースクールで幼・小・中とすべての年代を備えているチームは全体の50%弱。
・2年代のチームを持つスクールは「幼・小」が20%、「小・中」で8%
・スクールが備えているチームでは小学生年代が多いが、中学部活動まで含めると年代が上がるに従ってチーム数は増えていく傾向にある地域が多い(高校を含めても同様)
・TLチームが運営しているアカデミーなどは数の中に入っていない可能性
・年代が上がるごとにチーム数は増えているが、小→中と同一組織でチームを抱えているスクールは減ることも現状の一因かもしれない。
・絶対的なチーム数はやはり今後の解決課題。ラグビーをする環境(グラウンド)などもその1つ。
なんとなく感覚としてもっていても、実数をみると思い違いをしていたりはっきりすることもあります。今はこういった状況の中ですが、新しくあるいは続けてラグビーを高校で選んでくれる人材に会えるのを楽しみにしています。
ラグビースクールの数
記事にもある通り、全国で438クラブあります。
都道府県別の内訳はこちら
もちろん人口分布もありますが、やはり地域での差は大きくあります。
さらに細かく見ていくと各都道府県内の所在地も確認できます。
【20校以上】
大阪・東京・福岡・兵庫・埼玉・神奈川
カテゴリ別スクール数
資料には「幼」「小」「中」別でも分類されています。
スクールのカバー範囲、部活との関係
さらに、それぞれのラグビースクールがどの年代をカバーしているか、また地域別で部活動との関係がどうなっているか、が以下です。集計方法に少し違いがありますが、ラグビーができる場所ということで捉えています。
注)中学部活動数は男女合算。高校部活動は男子の数のみ
年代別×都道府県別【ラグビーチーム数】
年代が上がるにつれてラグビーができる場所は増えるのか、減るのか。
以下の通り、基本的には年代が上がるとラグビーをする場所が増えるということが言えます。絶対数として多いか少ないかということは考えなくてはいけないです。
トップリーグチームの活動
こちらの記事にもあるように、アカデミーといった形で運営されているところもあります。ここは詳しくは存じ上げないですが、普段所属しているスクールやクラブがある生徒がさらに、、ということもあるのかもしれません。クボタスピアーズとNTTドコモレッドハリケーンズの取組、もちろん他にも活動しているところはあると思います。
資料を見返してみるとこういったアカデミーは今回のリストには入っていないようなので、実際にはもっとラグビーができる場所はあるのかなと思います。
参考1.関東ラグビー協会による集計
ジュニア年代だけでなく、大学生なども示されています(2019年6月)
参考2.東京都ラグビー協会による集計
あとがき
今月号のラグマガには嬉しい情報も載っていて、自分がどうかかわるかはわかりませんが、チームとしてはまた新しい刺激をもたらしてくれるのではないでしょうか。ちなみに今回の作業は手作業です。
スポーツ新聞で大学・トップリーグへ進む選手のデータがスポーツ新聞に刑されていたようです。関東では普通に買うことができないので、ただいま手配中です。こちらも楽しみです。