菅平2024宿泊データ(ラグビー)
今年も菅平合宿のシーズンが無事に終わりました。
普段とは違う環境だし、スケジュールも変わるので体調不良や負傷などがなかったわけではないけれど、それでも途中で帰宅しなくてはいけない・入院しなくてはいけない状況などなく下山できたことが何よりです。
菅平にはラグビー以外にも陸上競技やサッカーなど色々な競技チームが利用しています。
ラグビーに関わっていると「合宿の聖地」みたいな言い方をされることもあるけれど、一般的には冬のスキーの方が有名かもしれません。
それでも多くのラグビー選手が利用していて、「全部で何チームくらいいるのかな?」とふと気になったりするわけです。
菅平高原の観光協会では、団体ごとの宿泊リストを作成してくださっています。これを眺めながら、合宿での対戦相手を探したりすることもあります。
そんなリストから団体数を抽出してみました。
あくまで手計算で数字に多少のずれはある可能性が高いので、断定は避けておきますが、700団体弱が利用している結果になりました。実際には複数のチームで来ているものも1つでカウントしているので700チームは越えそうです。
カテゴリ別にみてみると
大学:約130・高校:約350・中学校:約40・ラグビースクールなど:約130
また、上記にも含まれますが、女子チームは約20でした。
*団体数は延べ数です。1団体が複数回利用している、あるいは途中で宿泊先が変わるなどもありますが、それらは個別にカウントしています。
利用日数は
【大学】
平均7.4日・最長20日・最短:3日
【高校】
平均5.1日・最長14日・最短:2日
【中学校】
平均4.6日・最長7日・最短:2日
【女子】
平均4.3日・最長7日・最短:3日
という結果でした。
ラグビースクールはカテゴリ分けが難しいところもあるので、中学校チームとは別で集計しています。ここも宿移動などの影響もあります。
時期別利用団体数
利用団体総数
リストには7月中旬から9月上旬まで掲載されています。
どの時期に利用団体が多いのか、総数とカテゴリ別での集計です。
カテゴリ別①
各カテゴリでの利用を積み上げ式に表示しています。
ピーク時には160団体が利用していますね。
実際には何人になるんだろう。
カテゴリ別②
積み上げ式ではなく、それぞれのカテゴリの推移を明確にしてみました。
カテゴリ別にみてみると、傾向がはっきりと分かれます。
これは菅平で行われている大会やイベントなどとも大きく関わってきます。
訪れる時期によっても楽しみ方が変わってきますね。
以前との比較
こちらの記事内にある文献では、800チームが利用しているとの記述があります。ただ、この算出数が今回と同じかはわかりませんのであくまで参考に。団体数が変わっていなくても、利用者数は変わっているかもしれません。
宿泊施設の稼働状況
宿泊施設の稼働率
宿泊施設の稼働状況も算出してみました。
宿の規模も違うので比較はできませんが、多いところでは期間中に40~50団体近くを受け入れている宿もあります。
1日では10-15団体の宿泊がある施設もあります。
また、調査した57日間のうちの稼働率は2割~8割とかなりの開きもあります(平均約57%)*57日間のうち、1団体でも宿泊がある日数の割合
7月上旬、そして8月後半から9月の最初はかなり利用団体も減るので、この辺をカットすると値はまた変わりそうです。
もちろんこれには時期的な要望(希望する対戦相手)もあるし、グラウンドへのアクセスまた近年では併設している施設にも特色があるので、そういった中でのGAPは生まれてきてしまうのはやむをえない点はあります。
宿泊施設不足解消に向けた取り組み
noteで関連記事を探していたら下記の記事を発見しました。
上記のような理由も含めて、なかなか思ったタイミングで利用できないということもあります。なんなとく、しょうがないと思いながらも確かにそれは「宿が足りない」ということかもしれません。
今回は団体の利用状況と宿泊施設の稼働状況を確認してみました。
もっと細かく、観測していくと様々な変化もも見つけることができそうです。特に他競技を含めるとまた違う結果も見えてきそうです。
今回はあくまで「ラグビー」での調査です。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。