東京都高校ラグビー調べ:大会参加チーム数推移(2009~)*2024.3.19
来週には全国高校選抜たいかいがありますが、
令和6年度の高校ラグビーもあと1ヶ月ほどで開幕します。
東京都の大会参加チーム数、参加校数を記録が確認できる平成21年度からの推移をまとめています。15年での変化ということになります。
大会の組み合わせが発表されたので、そのデータからチーム数などを抽出しています。
https://www.tokyokoutairen-rugby.com/_files/ugd/f4aac2_1e3660f1356743c5bc06d1b5bb25bb8a.pdf
参加校総数
まずは参加校総数の推移を。
学校数が決して多いわけではないので、少しの変動も影響してきます。
学校でみると15校の減少。
参加チーム数
チーム総数と、合同チーム数(カッコ内)の推移がこちら。
春季大会でみると、
15年で参加チームは20校、3割の減少。
ただ、合同チームの数はあまり大きな変化はありません。
合同チーム・参加校数
合同チーム数と、そこに参加している学校数がこちら。ずっと同じ学校ではなく、学校自体は入れ替わっています。
合同チーム数だけでなく、合同参加校の数もあまり変わっていませんね。
単独参加校数の推移
合同チーム数などはあまり変わっていませんが、単独参加校数は減っています。
したがって、単独参加率は下がっていくし、合同参加率は上がっていく。
大会に参加している半分の学校が合同チームに参加しているのが現状です。
2009-2024での変化
2009年度の数字と比べて
参加校:81%
参加チーム:66.7%
合同参加チーム、合同参加校:変化なし
単独で参加している割合:80%
数字には出てこないこと
単独でエントリーしている学校も人数はギリギリのところもあります。
怪我だけでなく、体調面などでも試合当日を迎えるまではその面でも気が抜けません。
怪我を減らそうと思ったら練習時間を減らす、強度の高い練習を減らす方法もあります。
ただ、その状態で試合に臨めばそこで怪我をするリスクも上がる。
また、ラグビーの展開や構造を理解することも怪我の予防にも大切。
普段その練習ができる学校がどのくらいあるのか。。チーム内で実践練習が定期的に行える学校はどのくらいあるのか。。
参加チームが減るということは、こういった取り組みレベルに差のあるチーム同士の対戦も増える。勝負はやってみなくてはわからない、また苦しい中でもチャレンジする価値はある。
ただ、それに対するリスクは外してはいけないこと。そして、他にも色々な経験をする可能性もある。
賛否必ず出ることだけれど、どこかで思い切った改革も必要になる。
そういう面だけじゃないけれど、もっと色々な年代や横の繋がりができるような取り組みも必要。ラグビーというものが高校でも存続していくためには高校年代だけの取り組みだけでは難しいのではないでしょうか。
読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。