【検証】運動部活動調査(平成30年度)-6:高校生人数と高体連加入割合
高体連の統計資料が更新されたので、いつも通りに調べてみました。また、文部科学省の学校基本調査や高野連の統計資料も併せて活用。
【参考データ】
1.文部科学省学校基本調査
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kihon/1267995.htm
2.公益財団法人全国高等学校体育連盟(高体連)加盟登録状況
http://www.zen-koutairen.com/f_regist.html
3.公益財団法人日本高等学校野球連盟(高野連)部員数統計
http://www.jhbf.or.jp/data/statistical/index_koushiki.html
【注】
高体連加盟競技が対象となりますので、運動部活動全数ではありません。
高校生人数は「高等学校」を対象としており、中等教育は含んでいません。
従って実際の状況とは異なる部分があります。
1.高校生人数
平成13年度以降、人数は減少を続けています。男女の割合も大きな変化がありません。
2.運動部活動加入者数(高体連)
近年は増加傾向にありましたが、H28以降は男女ともに減少傾向です。男子はH15頃の水準、女子はこの15年全体として減少しています。
高校生人数と合算すると
こう見ていくと、H25~H28では高校生人口と連動していません。
この上昇局面、間違いじゃないといいのだが。。
3.高野連統計資料
高野連については以前にまとめたこちらから
4.加入率*
【注】で挙げたように、この算出方法が適切かどうかはかなり怪しいです。それぞれの対象範囲が一致していないので。あくまで参考の参考程度に。
中等教育(後期課程)の人数が算出できないというわけではなく、そこまで計算できていないだけなので、より実数に近づけることは可能です。平成30年度の調査では後期課程人数は男子8,026人、女子8,022人の合計約16,000人と報告されています。高校生人数は3,236,000人(速報値)ということなのでグラフ自体の大きな変動にはならないと思いますが。。。
変化が分かりやすいようにグラフの数値軸はそれぞれで変えているため、視覚的な部分だけでは少し意外な感じもしてしまいますが、高校生人数の減少割合に比べて高体連・高野連加入人数の減少割合が少ない(低い?)ための結果であるのかなと推測されます。
これを受けて各競技では、、、ということになります。
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読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。